のぼり屋さんドットコムTOP > のぼりのノウハウ > タペストリーのシワ取りにアイロン・お風呂が効果的?シワの伸ばし方を解説
タペストリーのシワ取りにアイロン・お風呂が効果的?シワの伸ばし方を解説
タペストリーのシワ取りにアイロン・お風呂が効果的?シワの伸ばし方を解説
タペストリーを購入した際に畳んで持って帰ってしまい、シワがついてしまったことはありませんか。保管状態が悪く、シワがついてしまうこともあります。
折り畳んで発送するお店もあるため、開封後にがっかりした経験を持つ人もいるかもしれません。せっかく気に入ったデザインでも、シワがついたままでは魅力半減してしまいます。
そこでこの記事では、タペストリーのシワを取る方法や正しいお手入れ方法を紹介します。大切なタペストリーを元の状態に戻し、良いコンディションに保ちましょう。
タペストリーについたシワを伸ばす方法
ここでは、タペストリーについてしまったシワを取る方法を紹介します。素材によって最適な方法が違うため、生地を傷めないように注意しながらシワを伸ばしていきましょう。
アイロンをかける
シワといえばアイロンを使う人も多いのではないでしょうか。素材別の温度やアイロンがけのポイントを紹介します。
素材別のアイロンの温度
素材ごと適したアイロンの温度は、以下の一覧表のとおりです。ただし、温度はあくまでも目安です。目立たない場所で試してからアイロンをかけてください。
温度の目安 | 素材 |
---|---|
低温(80~120℃) | アクリル、アセテート、ポリウレタン |
中温(140~160℃) | 毛、キュプラ、シルク、ナイロン、ポリエステル、レーヨン |
高温(180~210℃) | 麻、綿 |
塩化ビニール素材は溶けてしまう恐れがあるため、アイロンは不可です。後で紹介するほかの方法でシワを取りましょう。
アイロンをかけるときのポイントと注意点
アイロンは裏側からあてます。表側からアイロンをかけてしまうと、文字やイラストのインクがにじむ恐れがあるためです。
生地が傷むのを防ぐためと、インク移りを防ぐために、ハンカチやタオルなどを使って、あて布を必ずしましょう。表側にアイロンをかける場合も同じようにあて布をします。
アイロンをかけてもシワが十分伸びない場合は、スチームを使います。スチーム機能がない場合は霧吹きでもかまいません。
ただし、かけすぎると生地のたるみの原因になってしまうので要注意。1カ所に長時間アイロンをかけないように注意しながら、短時間で複数回かけるのがポイントです。
お風呂場につるしておく
「生地を傷めにくい方法でシワを伸ばしたい」という場合におすすめなのが、お風呂場につるしておく方法です。シワ取りにアイロンが使えない塩化ビニール素材にも使えますよ。
やり方はいたって簡単。入浴後にお風呂場にタペストリーをつるすだけです。蒸気によってシワを伸ばす方法なので、バスタブのお湯はそのままで、フタを外しておきましょう。
ただし、大きなタペストリー、狭い浴室の場合は、タペストリーが壁にくっつかないように注意してください。1回でシワが伸びない場合、数回(数日)繰り返してみましょう。少しずつシワが目立たなくなっていくはずです。
シワ取りスプレーを使う
衣類用の「シワ取りスプレー」を使ってシワを伸ばすのもお手軽な方法です。シワ取りスプレーとはワイシャツやジャケットなどでシワがついてしまったときに使うものです。
「シワ取りスプレー」「シワ伸ばしスプレー」「衣料用スタイリング剤」などの商品名がついており、ドラッグストア・コンビニ・スーパーなどで購入できます。
使い方も簡単で、シワや折り目が気になる部分に吹きかけてつるしておくだけです。クッキリしたシワだけでなく、巻きジワやスジが入ってしまったときにもシワ伸ばし効果が期待できます。
ただし、あくまで衣料用なので、まず目立たない部分に吹きかけて、色落ちや変色、シミができないかチェックしておきましょう。
タペストリーのお手入れ方法
タペストリーを長く飾っていると、ホコリや汚れが蓄積していくものです。薄汚れが気になる場合は、お手入れしてきれいな状態に戻してはいかがでしょうか。
汚れがひどくない場合は、柔らかい布で水拭きをするだけで十分です。汚れがひどい部分は、濡らした布に薄めた洗濯用洗剤を染み込ませてから優しく拭きます。全体を水洗いしたい場合は、洗剤は使わずにぬるま湯で手洗いしましょう。
もちろん、漂白剤も色合いに影響を与える恐れがあるので使いません。楽なお手入れ方法として思いつくのは洗濯機ですが、布地が傷み、ほつれの原因にもなりやすいので避けてください。
いずれの方法でも、お手入れをした後は陰干しで完全に乾かします。濡れたままで放置すると、またシワになってしまいます。カビが生えてしまうこともあるので気を付けてください。
タペストリーを飾るときに避けるべき場所
タペストリーは飾って楽しむものですが、飾るのに適さない場所もあります。きれいな状態、できるだけ元のままの色合いをキープするためにも、避けたほうがいい場所を知っておきましょう。
直射日光が当たる場所
紫外線は色あせ・変色の原因になるため、直射日光が当たる場所を避けましょう。少しずつ変色していくので気づきにくいですが、露出部分と隠れた部分で色が変わってしまいます。
たとえば部分的にタペストリーを重ねた部分や家具の陰になる部分などが影響を受けやすいので要注意です。タペストリーは自分の好きな場所に飾りたいものですが、きれいなままの色合いを保つためにも、直射日光が当たる場所は避けるべきです。
高温多湿の場所
キッチンやバスルーム付近は湿気が多く、タペストリーにカビが生える原因になります。また、窓や窓枠近くも季節によっては結露がたまりやすいので注意が必要です。部屋自体が多湿になる場合は、こまめな換気や除湿剤やエアコンなどで湿気を取る工夫をしましょう。
ストーブやエアコン近くなど高温になる場所も、タペストリーの変形・劣化のリスクがあります。特に温風や熱気が直接当たるような場所は避けます。
煙がかかる場所
タペストリーの素材にもよりますが、布地は煙の臭いが染みつきやすい性質があります。キッチンの煙やたばこの煙を吸って嫌な臭いを発することもあるので気を付けましょう。
キッチンからの煙には気化した油も混じっているので、ベタつきの原因にもなります。また、タバコのヤニもタペストリーの変色・色あせにつながります。撥水性の素材ならこまめな拭き掃除を、布地ならシミにならない早めのお手入れを心がけましょう。
シワにならないタペストリーの保管方法
タペストリーの数が多くなると全部は飾り切れないため、他のタペストリーと入れ替えて保管することになります。タペストリーを長期保管する際には、畳まずに丸めて保管するのが基本です。丸めた状態で収納ケースや傘立てに保管しておきましょう。何のタペストリーなのか一目わかるようにラベルを張っておくと便利です。
保管している間も高温多湿と直射日光は大敵です。クローゼットや押し入れなどの収納スペースは多湿になりやすいため、収納ケースに除湿剤を入れるなど工夫をしましょう。特別なお気に入りは、ネットショッピングなどで購入できるタペストリー専用の収納袋に入れておくと安心です。
タペストリーのシワはアイロンやお風呂場で解決
大事なタペストリーにシワがついてしまったときは、素材に合わせてアイロンをかけたり、お風呂場につるしたり、シワ取りスプレーを使ったりして解決できます。生地にダメージが少ない方法から試してみましょう。
タペストリーの汚れが目立つときは、水拭き、ぬるま湯手洗いなどで落とせます。タペストリーを飾る場所にも気を付け、直射日光と高温多湿を避けます。
保管方法は丸めて収納ケースや傘立てなどに収納するのが基本です。二度と手に入ることがない貴重なコレクションであることも多いタペストリー。お手入れや保管に気を付けて、良いコンディションを保ちましょう。
記事一覧
- インクジェット印刷とは?仕組みやメリット・デメリットを解説
- のぼりの耐久性はどのくらい?長持ちさせるコツや適切な交換タイミングを解説
- のぼり旗で集客を増やすには?製作のポイントを解説
- かっこいいのぼり旗をデザインするには?製作のポイントを解説
- のぼり旗を防炎加工する方法は?防炎加工をするべき理由や保管時の注意点も解説
- のぼり旗を雨の日に使用するには?雨対策の方法や注意点を解説
- のぼり旗を選挙で使用する際の制限は?違反にならないための対策方法も紹介
- 展示ブース作成のコツを解説!作成時の注意点も紹介
- ファブリックサインとは?メリット・デメリットとおすすめのシーン
- のぼり旗の設置に効果はある?のぼり旗を設置するメリットやコツを解説
- 選挙運動の事前準備について分かりやすく解説
- イベントの設営前に行っておくべき準備とは?作業の流れや用意が必要な備品を紹介
- 店舗づくりのコツとは?入店しやすい外観にすることが大切!
- のぼりの形ごとの特徴を紹介!用途によって使い分けよう
- 戦国時代ののぼり旗とは?人気武将ののぼり旗も紹介!
- のぼりの収納方法とポイントを解説
- 必勝だるまとは?意味や由来、目の入れ方などについてご紹介
- ゲートフラッグとは?使用用途や自分で作る方法をご紹介
- スポーツ関連の記念品にはオリジナルグッズを作ろう!
- Pバナーとは?デザイン性の高いのぼりでイベントや店舗をおしゃれに演出しよう!