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スエードとは?高級感があり写真印刷やタペストリーに向く理由
更新日: 2026年4月 9日 14:18
スエードとは?高級感があり写真印刷やタペストリーに向く理由

タペストリーや横断幕を作成しようと印刷会社のサイトを見ていると、生地の選択肢として「スエード」を目にすることがあると思います。
スエードと聞くと、靴やバッグに使われる「起毛した革素材」をイメージする方が多いのではないでしょうか?実は、印刷業界におけるスエードは、それとは全く異なるポリエステル製の生地を指します。
本記事では、タペストリーや写真印刷に最適な「スエード生地」の特徴から、選ばれる理由、知っておくべきデメリットや手入れ方法まで詳しく解説します。ワンランク上の高級感ある販促物・装飾品を作りたい方は、ぜひ参考にしてください。
印刷業界における「スエード」とは?一般的な生地との違い

結論から言うと、のぼり旗やタペストリーの印刷で使われる「スエード」とは、光沢のあるなめらかなポリエステル100%の生地のことです。
アパレル製品で使われるスエード(本革やスエード調の起毛素材)とは原材料も手触りも異なります。印刷用のスエードは、極細のポリエステル繊維を隙間なく高密度に織り上げて作られているため、起毛ではなく「ツルッとなめらかな質感」を持つのが最大の特徴です。
| 比較項目 | アパレル用のスエード | 印刷・のぼり業界のスエード |
|---|---|---|
| 原材料 | 子牛や羊の革(裏面)、または起毛させた合成皮革 | ポリエステル100% |
| 質感・手触り | 毛羽立ちがあり、温かみのあるザラッとした触感 | 毛羽立ちがなく、ツルッとなめらか |
| 見た目 | マット(ツヤ消し)な質感 | シルクのような上品な光沢(ツヤ)がある |
| 主な用途 | 靴、バッグ、秋冬向けのジャケットなど | タペストリー、屋内用のぼり、横断幕など |
スエード生地が選ばれる3つの特徴(メリット)
印刷用のスエード生地は、一般的なのぼり旗に使われる「ポンジ生地」に比べて高価ですが、それでも多くの人に選ばれる明確な理由が3つあります。
(1) なめらかな表面と光沢感による「高級感」

1つ目の理由は、展示物として圧倒的な「高級感」を出せる点です。
スエード生地は繊維が細かく密に織られているため、照明や自然光が当たると真珠やシルクのような上品な光沢を放ちます。そのため、結婚式のウェルカムボードや、高級飲食店(寿司店、フレンチレストランなど)の店内装飾、企業の展示会ブースなど、ブランドイメージを高く保ちたい場面に最適です。
(2) 高発色で細かい表現が可能!「写真印刷」に向いている理由

2つ目の理由は、写真や繊細なイラストの印刷に非常に向いている点です。
生地の目が粗いとインクが滲んでしまい、細かい文字や画像の輪郭がぼやけてしまいます。しかし、スエードは表面の凹凸が少なくツルツルしているため、インクが綺麗に定着し、鮮やかな発色と高解像度を実現できます。
アイドルやアニメキャラクターのグッズ、料理のシズル感(美味しそうなツヤや湯気)を伝えたいメニュータペストリーなどでは、スエード生地の実力が最大限に発揮されます。
(3) 厚手でしなやか。「タペストリー」として美しく飾れる理由
3つ目の理由は、生地に適度な厚みと重みがあり、壁掛けのタペストリーとして美しく飾れる点です。
薄くて軽い生地を壁に掛けると、エアコンの風でめくれたり、シワが目立って安っぽく見えたりすることがあります。スエード生地はポンジの約2倍の厚みがあり、しなやかでありながらもしっかりとした重み(ドレープ性)があるため、上下のパイプに引っ張られて真っ直ぐ綺麗に垂れ下がります。
知っておくべきスエード生地のデメリットと注意点
高級感があり印刷適性に優れたスエードですが、用途によっては不向きなケースもあります。作成前に以下のデメリットを把握しておきましょう。
ポンジ等に比べてコストがやや高い
スエードは高密度で厚手な生地を使用するため、薄手のポンジ生地と比較すると1枚あたりの製作コストが上がります。「とにかく安く大量にのぼり旗を作って、3ヶ月ごとに使い捨てたい」という用途には不向きです。長期間使用する前提のメイン装飾として活用するのがおすすめです。
重量があるため「風になびく」用途には不向き
生地が厚く重みがあるため、屋外で風になびかせて通行人の目を引く「一般的なのぼり旗」としてはあまり適していません。スエードで屋外用のぼりを作る場合は、風の影響を受けにくい場所や、高級感をアピールしたいモデルルームの入り口などに限定するのが効果的です。
裏抜けしない(裏面は白いままになる)
のぼり旗の定番であるポンジ生地は、インクが裏側まで浸透する(裏抜けする)ため、両面からデザインを見ることができます。しかし、スエード生地は厚みがあるためインクが裏まで抜けず、裏面は生地本来の「真っ白な状態」になります。そのため、ガラス窓に貼るなど「両面から見せたい」という用途には向きません。(※両面印刷が必要な場合は、後述の「遮光スエード」がおすすめです)
長持ちさせる!スエード生地の正しい手入れ方法
スエード生地で作られたタペストリーや横断幕を、長く美しい状態で保つための正しい手入れ方法と保管のコツを解説します。
汚れが気になる場合の洗濯・洗い方
ホコリなどの軽い汚れは、柔らかい布で優しく乾拭きするだけで十分です。
もし汚れが目立つ場合は水洗いが可能ですが、洗濯機の使用や強いもみ洗いは、生地の傷みやインクの剥がれ・色移りの原因になります。必ず「中性洗剤」を使用し、お風呂場などで優しく「押し洗い」をしてください。その後、直射日光を避けて風通しの良い日陰で吊り干しにします。
シワを伸ばす際のアイロンがけの注意点
ポリエステル素材であるスエードは熱に弱いため、高温のアイロンを直接当てると生地が溶けたり、テカり(アタリ)が出たりしてしまいます。
シワを伸ばす際は、必ずアイロンの温度を「低温~中温(120℃~150℃程度)」に設定し、綿などの「当て布」をしてから、サッと短時間でかけるようにしてください。
正しい保管方法(折りたたまず丸める)
スエード生地は、一度強い折りジワがついてしまうとアイロンでもなかなか綺麗に取れません。長期間保管する際は、小さく折りたたむことは避け、購入時に付属している紙管(芯棒)にクルクルと「丸めて巻く」のが正解です。丸めた後は、湿気の少ない暗所に保管してください。
さらにこだわるなら!ダブルスエードや遮光スエードも
もし、通常のスエードよりもさらに高い機能性を求める場合は、以下のような派生生地も選択肢に入ります。
- ダブルスエード:通常のスエードの約2倍の厚みがある生地です。さらに重厚感と高級感が増すため、光を透かしたくない場所や、より本格的なタペストリーを作りたい場合に選ばれます。
- 遮光スエード:2枚のスエード生地の間に黒い遮光材(遮光フィルム等)を挟み込んだ特殊な生地です。光を完全に遮断するため、両面に別々のデザインを綺麗に印刷することができます。
まとめ:高級感のある写真入りタペストリーならスエード一択!

印刷業界における「スエード生地」は、なめらかな手触りと美しい光沢を持つポリエステル素材です。
- 表面がツルツルしており、写真やイラストが鮮明に印刷できる
- 適度な厚みと重みがあり、シワになりにくくタペストリーに最適
- 高級感を出したい屋内装飾や、長期間使用する販促物にぴったり
裏抜けしない点やコスト面などの注意点はありますが、それを補って余りある「見栄えの良さ」が最大の魅力です。飲食店のメニュー写真や、キャラクターのイラストを美しく魅せたい場合は、迷わずスエード生地を選んでみてください。
スエード生地に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 屋外での使用はできますか?
A. はい、ポリエステル製のため雨に濡れてもすぐに破れることはなく、屋外での使用も可能です。ただし、紫外線による色あせや汚れを防ぐため、長期間美しさを保ちたい場合は「屋内」や「直射日光の当たらない軒下」での使用をおすすめします。
Q2. 防炎加工は対応していますか?
A. 多くの印刷会社で、スエード生地への防炎加工(燃え広がりにくくする加工)オプションが用意されています。商業施設内や展示会場、高層建築物など、消防法により防炎物品の使用が義務付けられている場所で展示する場合は、防炎加工済みのスエード生地をご指定ください。
Q3. ポンジとスエード、どちらを選ぶか迷っています
A. 「用途」と「使用期間」で決めるのがおすすめです。
屋外で風になびかせて遠くからでも目立たせたい場合や、数ヶ月でデザインを取り替える場合は、安価で裏抜けする「ポンジ」が適しています。一方、屋内で近くから見られるタペストリーや、高級感を演出しながら長く使いたい場合は「スエード」を選ぶと間違いありません。
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