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視認性の高い色の組み合わせとは?のぼり旗を目立たせる方法を紹介
視認性の高い色の組み合わせとは?のぼり旗を目立たせる方法を紹介
集客効果の高いのぼり旗を作るために重要なのは文字の視認性です。基本的に通行人やドライバーは、旗の存在に気付いてから書かれた内容を読もうとします。
目立つデザインを採用して人々の注意を引くだけでなく、配色にまで気を配って見やすく、かつ分かりやすくしなくてはいけません。
今回は視認性の高い色の組み合わせや情報が伝わるのぼり旗を作るテクニックを紹介します。店舗や商品の認知度を向上させる、また集客につながる販促物を作りたいと考えている方はぜひご覧ください。
視認性とは
視認性とはのぼり旗に書かれた文字の読みやすさや見やすさを表す言葉です。いくら文章にこだわっても、文字が読み取れず内容が伝わらなければ販促効果は半減します。
視認性を高める上で重要なのは、背景とのコントラストです。文字色と背景色が同系統の場合、キャッチコピーが溶け込んで見えにくくなる可能性が高いです。
のぼり旗を作る際は、読み手が瞬時に内容を理解できるような目立つ色使いを意識する必要があります。
視認性を高めるには
視認性を高める色使いにおいて意識したい要素は、色相環・コントラスト・明度と彩度の3つです。それぞれの特徴を詳しく解説します。
色相環
色相環とは色相を環状に配置した図です。隣り合う色同士を類似色、正反対に位置する色同士を補色と表現します。
視認性を高めるためには色相が全く異なる色同士で対比を生み出す、または似た色を一緒に使用して統一感を持たせる方法が考えられます。
色相環で180度の位置にある補色を使うと、目がちかちかしたり派手過ぎたりするデザインになる可能性が高いです。片方の色の割合を少なくしてアクセント程度に取り入れると違和感がなくなるでしょう。
コントラスト
コントラストとは色調や明度の差異による視覚的な対比を表す言葉です。のぼり旗に明るい色と暗い色、鮮やかな色と地味な色を同時に使うと目立ちやすくなり、キャッチコピーや説明の視認性が向上します。
例えば、背景を明るくして文字に落ち着いた色を採用すると、遠方からでも認知しやすいのぼり旗が出来上がります。
逆にくすんだ背景に派手な文字色をあしらったデザインは、書かれた文字の読みやすさを高めるでしょう。
明度と彩度
視認性の向上には明るさを示す明度、鮮やかさを示す彩度へのこだわりも必要です。色は白に近づくほど明るくなり、黒に近づくほど暗くなる特性があります。
白の背景に黒文字の組み合わせは、シンプルながらコントラストに優れた読みやすい組み合わせです。
できる限り人々の注意を引きたいのぼり旗では、彩度の高い色を積極的に使いましょう。派手で活力のある印象を形成できるため、新装開店や売り出し時ののぼり旗とも相性が良いといえます。
一方彩度の低い色はくすんだデザインになる恐れがありますが、あえて鮮やかな色と一緒に使用して印象の変化を狙うテクニックも一つの方法です。
色の組み合わせによる印象の違い
書かれている内容が同じでも、色の組み合わせを変えるだけで印象が大きく変化します。
のぼり旗の視認性を考える際は、背景色と文字色の組み合わせを意識しなくてはいけません。単体では目立つ色も配色次第で見えやすさが変わってきます。
例えば青みがかった寒色の割合が多いデザインにすると、クールさや知的な印象を出すことが可能です。
反対に赤みがかった暖色の割合を増やした場合、エネルギッシュで活動的なイメージの想起につながります。
また明度の高い配色は、柔らかく軽快な印象を与えるでしょう。明度が低い配色は落ち着きや重厚感を抱かせるため、大人っぽいイメージの形成に適しています。
視認性の高い色の組み合わせとは?
視認性の高い配色の具体例は以下の通りです。
- 黄色×黒
- 濃い青×黄色
- オレンジ×青
- 赤×白
背景と文字にいずれの色を取り入れるのかは、販促物の目的や商材のイメージに合わせて決めましょう。
一方、視認性の低い配色は次の通りです。
- 黄色×白
- 茶×緑
- 紫×青
- 赤×緑
黄色い文字は背景が黒だとよく目立つ反面、白いと読みにくくなります。
また視認性が低い配色は基本的に避けるべきですが、ブランドカラーや与えたいイメージとの兼ね合いで取り入れざるを得ない場合もあります。
この場合、明度の差が大きい色で枠を作る、または文字に影を付けるなどのテクニックを使うのがおすすめです。
目立つ色の活用法と実践例
のぼり旗に適した色の組み合わせは、設置する環境が夜間か日中かによっても変化します。照明や日の当たり具合を意識した配色を心掛けましょう。
使用シーンごとにのぼり旗を目立たせる色の活用法を紹介します。
夜間に見えやすい色の組み合わせ
のぼり旗を夜間に使用する場合、背景色に白や水色、黄色を取り入れると効果的です。
近くに防犯灯しかない暗い状況でも文字を見分けやすくなります。
夜間時は背景に明るい色、文字色に暗い色の構成が基本です。逆に紺や黒、緑などの背景は闇に溶け込んで視認性が落ちるためおすすめできません。
日中に見えやすい色の組み合わせ
赤やオレンジ、黄色を背景色に使用すると、周囲が明るい環境でものぼり旗の存在が目立ちます。
文字色は視認性が高い色の組み合わせを意識して決めましょう。例えば赤い背景なら白、黄色なら黒、オレンジなら青の文字が際立ちます。
淡い背景色は周囲の明るさと同化する恐れがあるため、日中に使用するのぼり旗には適していません。悪い例の具体例は水色やグレー、ライトグリーン、ベージュなどです。
より目立たせるのぼり旗を作るための工夫
のぼり旗をより目立たせたいときは、視認性以外に誘目性と可読性に注意を払いましょう。
- 誘目性:目立ちやすさを表す言葉。誘目性が高いと意識せずとものぼり旗が目に飛び込んでくる
- 可読性:文字の読みやすさを表す言葉。可読性を上げるには背景とのコントラストや全体の配色が重要
誘目性を高めて無意識に注意を引きつけるには、暖色系の使用が効果的です。例えば赤や黄色、オレンジを積極的に使用すると良いとされます。
可読性を高めて読み手に内容を瞬時に理解させるには、目立つ色を使い過ぎないことが重要です。
鮮やかな配色は注意喚起に効果的ですが、彩度が高い色同士を組み合わせて使用するとかえって判読しにくくなるため注意しましょう。
まとめ
のぼり旗の視認性を高めるには背景と文字の色のコントラストが極めて重要です。また色相環や明度と彩度にも気を配り、対比が際立つ映えるデザインにする意識を持ちましょう。
集客効果を高めるには視認性以外にも、誘目性や可読性も重要です。目立つかつ読みやすいのぼり旗を作りたい方は、ぜひ本記事の情報を参考にしてください。
記事一覧
- 視認性の高い色の組み合わせとは?のぼり旗を目立たせる方法を紹介
- のぼり旗の見やすいフォントはどのようなもの?フォント選びのポイントを紹介
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