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のぼり旗の見やすいフォントはどのようなもの?フォント選びのポイントを紹介
のぼり旗の見やすいフォントはどのようなもの?フォント選びのポイントを紹介
集客効果の高いのぼり旗を作るポイントはフォント選びにこだわることです。いくら魅力的なキャッチコピーを考えても、フォント選びに失敗して文字が見えにくく判別できなければ意味がありません。
余白や文字の太さなど細部にまで注意して、視認性の高いフォントを使う必要があります。今回はのぼり旗に見やすいフォントを選ぶ重要性やおすすめのフォント、適切な選び方について解説します。
店舗や商品の情報が伝わるのぼり旗を作りたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
のぼり旗に見やすいフォントを選ぶ重要性
のぼり旗に見やすいフォントが好ましい理由は、目の前を通り過ぎる一瞬に店舗や商品の情報を伝える必要があるためです。
徒歩で往来する際だけでなく、ドライブ中にのぼり旗を見る状況も想定して、瞬時に表面の文字が読める工夫を施しましょう。
通行人がお店の存在に気付いても、書いてあるキャッチコピーやメニューが理解できなければ意味がありません。目視したときに内容が即座に理解できる、また認識しやすいデザインにすることが重要です。
見やすいフォントを選んで文言を読みやすく工夫すれば、走行中の車中のような見にくい状況でも情報を十分に伝え切れるでしょう。
見やすいフォントにするためには視認性とアクセシビリティが大切
見やすいフォントに欠かせない要件は視認性とアクセシビリティの2つです。両方を備えることで、老若男女誰もが理解しやすく見る人の目線に立ったのぼり旗が完成します。
視認性とは情報の認識しやすさを意味し、書かれた文字がはっきり目立つほど高くなる傾向があります。
具体的には一本一本の線が細過ぎず太過ぎず、また文字同士の間隔もちょうど良いスペースを保つと読みやすさが増すでしょう。
アクセシビリティとは視覚障害を持つユーザーや高齢者などハンディキャップを抱える人に配慮したデザインです。薬品などの説明書などでは、「できるだけ多くの人が利用可能なデザイン」をコンセプトとしたユニバーサルデザインフォント(UDフォント)が使用されることもあります。
具体的には、ひらがなのまぎらわしい画線をなくしてシンプルにしたり、数字の開き具合を分かりやすくしたりして工夫されています。のぼり旗で呼び込みたい対象によっては活用してもよいでしょう。
視認性とアクセシビリティは、のぼり旗のフォントを決める上で外せない重要な要素です。
のぼり旗でよく使われるフォントと特徴
のぼり旗によく使われる、視認性が高いフォントの種類と特徴を解説します。
明朝体
明朝体は横線が細く縦線が太い緩急の付いた字体と、しっかりとした「止め」「はらい」の表現が特徴的な書体です。なめらかに美しく見えるため、きれいさや上品さをアピールしたい場面におすすめです。
若い女性がターゲットの店舗、特に美容院やエステ、ネイルサロンといった業態と相性が良いといわれます。
ただし明朝体は横線が細いため、時間が経過して汚れや色あせができると見えにくくなる恐れがあります。
雨風や紫外線にさらされる環境で使うのならば、フォントを大きくし長期間利用できるよう工夫すると良いでしょう。
ゴシック体
ゴシック体は明朝体とは対照的に、縦と横の太さが同じで止めやはらいもありません。必然的に文字の幅が大きく視認性が高くなるため、遠方や車中からもよく目立つのぼり旗が出来上がります。
ゴシック体の堂々とした字体は元気さや明るさなどのポジティブな印象をユーザーにもたらします。業種や商品の種類に関係なく、汎用的に読みやすいフォントの代表格といえるでしょう。
またゴシック体にはいくつか種類があり、雰囲気も異なります。例えば、丸ゴシックは文字の角がなく柔らかな印象を与える特徴があり、親しみやすさが求められる業種や商材にマッチします。
一方、角ばった形状の角ゴシックは文字間の余白や文字サイズが適切な大きさに調整されているため、業種や商品を問わず視認性を高めてくれます。
その他
その他のフォントのうちのぼり旗と相性が良いのは毛筆体や隷書体、寄席文字です。
筆文字をあしらった毛筆体は、印字した文字では出せない手書き独特の丸みや温かみが特徴です。風情を感じられるのぼり旗が出来上がるため、伝統行事の際によく使われます。
漢字の一種の隷書体は、横長の字体と波を打つはらいの独特な形状が特徴的なフォントです。中華料理店や雀荘をはじめ、中国由来の商品を扱う店舗にぴったりです。
筆文字の一種の寄席文字は余白が少なく、新装開店や大売出しのときなどに設置するのぼり旗に適しています。
フォント選びのポイント
フォント選びでは視認性やアクセシビリティの他、以下のポイントも意識しましょう。
- 店舗の雰囲気やアピールしたい商品のイメージを考慮する
- 大きさや配色を考慮する
文字のデザインを変えるだけで、のぼり旗が与える印象は変化します。従って、店舗の雰囲気や商材のイメージにマッチしたフォントを使えば、見た人は「センスが良いお店だな」と感じるでしょう。
また通行人は、のぼり旗から瞬時に受ける印象を通じて入店するか否かを決めます。のぼり旗を制作する際は、キャッチコピーの文章にこだわる以上に、魅せ方に対する意識が必要です。
同じ文言でもフォント次第で高級感や力強さ、美しさなど、もたらす印象が異なるため、気を付けましょう。
さらに、遠方からでも書いてある内容が判読できるよう、のぼり旗に使用する文字サイズは大きめが基本です。加えて、視認性を高めるためには配色にも気を配らないといけません。
のぼり旗の存在に気付かせるために目立つ色や、内容が瞬時に読み取れる視認性の高い色を採用しましょう。
なお色ごとに与える印象が異なるため、フォントと同様、店舗の雰囲気や商材のイメージに合うカラーを取り入れる意識も大切です。
まとめ
のぼり旗のフォントを選ぶ際は、視認性の高さとアクセシビリティの2つに注意を払わなくてはいけません。他にも商材との親和性や文字サイズ、配色も重要なポイントです。
一般的に使われる明朝体やゴシック体に限定せず、その他のフォントも選択肢に入れましょう。本記事を通し、見やすく集客効果の高いのぼり旗を作りましょう。
記事一覧
- 視認性の高い色の組み合わせとは?のぼり旗を目立たせる方法を紹介
- のぼり旗の見やすいフォントはどのようなもの?フォント選びのポイントを紹介
- 文字を目立たせるテクニックは何がある?【集客に効果的!】
- 有名なキャッチコピーを参考にメッセージの伝え方を紹介!
- 目立つ色や配色はどう選ぶ?色の例を解説
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