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ファブリックサインとは?メリット・デメリットとおすすめのシーン
ファブリックサインとは?メリット・デメリットとおすすめのシーン
ファブリックサインはアルミなどのフレームに布地をまっすぐ張ることで、アクリル式の看板と似た外観を作り出せる看板です。
ファブリックサインには布製ゆえの特徴や注意点があり、メリット・デメリットを踏まえ、使用するシチュエーションに合わせて使うのがおすすめです。それではファブリックサインにはどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
本記事ではファブリックサインのメリットやデメリット、おすすめのシーンについて解説します。ファブリックサインの使用を検討している方は、記事の内容を参考にして看板を選んでみてください。
ファブリックサインとは?
ファブリックサインは、アルミフレームの溝に布地のビジュアルを差し込んで飾る形式の看板です。ポリエステルの布地にデザインを出力した後、四辺にシリコン製のゴムを縫い付け、フレームにはめ込むことで完成します。
上下左右を固定してテントのように張られたファブリックは、触れると布製だと分かりますが、遠くから見るとアクリルのパネル看板と大きな違いはありません。看板の照らし方には、外部から照らす外照式とフレーム内部にLEDを組み込んで照らす内照式があります。また設置方法も多種多様で、自立型や壁掛け、壁面固定式、天吊りなどが存在し、自社のニーズに合わせた看板の制作が可能です。
ファブリックサインのメリット
ファブリックサインには鮮やかな発色や光によって際立つデザイン以外にも、さまざまなメリットがあります。具体的なファブリックサインのメリットを詳しく見てみましょう。
設置・交換が簡単で外注費を抑えられる
業者に依頼しなくても自分で組み立ての対応が可能なので、ファブリックサインを導入すると、工事を伴う看板の施工よりも施工賃を抑えられます。デザインの修正が必要になった際も、同じサイズのビジュアルであれば、付け外しをするだけで交換が済みます。両面対応のフレームを選べば、表裏で異なるデザインを掲示できるのもメリットの一つです。
またファブリック生地は、軽量で持ち運びしやすいのも特徴です。イベントなどさまざまな場所でその都度運搬して看板を設置する必要がある場でも、手間が比較的かかりません。
安全で災害に強い
ファブリックサインは軽い素材です。万一地震が起きて看板が落下しても、アクリル看板のようにフロントパネルが割れることがなく、周辺環境や人体に危険を及ぼすことが少ないでしょう。
使用するファブリックが防火性を備えているものであれば、火災にも強いです。寝具や衣服など可燃性を有する、日本防炎協会が定める防炎性能基準を満たす製品は「防炎製品」と称されます(※)。防炎性能基準を満たすファブリックサインを使用すれば、広いイベント会場で火災が勃発しても、ファブリックを起点に炎が広がらないように配慮できるので、災害時に備えられます。
※参考:日本防炎協会「防炎製品いろいろ」(参照2024-05-13)
ファブリックサインのデメリット
ファブリックサインは布地ゆえに繊細なため、丁寧に扱う必要があります。ここではファブリックサインの具体的なデメリットを見てみましょう。
綺麗な取り付けが難しい
ファブリックサインのビジュアルは正確な寸法で縫製しないと、フレームに差し込む際にしわやたるみができてしまうかもしれません。ミシンの仕上がりがミリ単位でずれるだけで、取り付け時にサイズが合わない可能性があります。
サイズがフレームよりも小さい場合、ビジュアルが引き伸ばされる他、場合によっては取り付け不可能で再度作り直す必要が生じるケースもあるでしょう。
近年は技術が発展し、多少サイズがずれても綺麗に張り合わせることが可能な製品も登場しています。ただし大幅にずれてしまうと取り付けが難しい場合があるので、あらかじめ寸法は細かく確認の上、業者に依頼しましょう。
屋外の利用にはあまり適さない
ファブリックサインのもう一つの弱点は、汚れや水に弱く、傷みやすいことです。防汚・撥水加工がない製品を使用した場合、生地に汚れが付着してしみ・黄ばみにつながる可能性があり、水分が生地全体に染み渡るとカビの発生を引き起こす恐れもあります。
雨風の影響が避けられない屋外での利用時には、撥水加工など専用の加工を施すことを検討しましょう。また布製ゆえにアクリルなどの素材に比べて強度は低いです。強く引っ張ると破れる恐れがあるので、取り扱いには注意しましょう。
ファブリックサインがおすすめのシーン
ファブリックサインの利用が適している場所は次の通りです。
- 大型ショッピングモール
- 店頭看板
- 店舗内の壁面
- オフィスのパーテーション
展示会やイベントなどで持ち運び可能な大型の看板を設置したい場合は、ファブリックサインの使用がおすすめです。大きなデザインが壮大なインパクトをもたらす他、設置が容易な上、撤収も迅速に済むでしょう。
特別なシーン以外にも、オフィスでの日常的な使用にも適しています。騒音防止の目的でオフィスにパーテーションを設置する際に、装飾も兼ねて視覚的に鮮やかなパネルを設置すると良いです。
まとめ
ファブリックサインは軽量で災害にも強く、さまざまな環境で使える看板です。発色が鮮やかな他、サイズの調整や両面対応のカスタマイズもできるため、希望するイメージに近いビジュアルを実現できるでしょう。汚れてしまう可能性があるので屋外での使用には不向きですが、表面に加工を施すことで弱点の克服も可能です。ファブリックサインの導入を検討中なら、本記事で紹介した内容を参考に、使用シーンに応じた素材や大きさを選んでみてください。
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