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のぼり旗の設置はどう行う?組み立て方法や設置のコツを解説
のぼり旗の設置はどう行う?組み立て方法や設置のコツを解説
販促を目的にのぼり旗を作ったものの、設置方法がよく分からないと困っていませんか。せっかくデザインやカラーにこだわってものぼり旗を設置できなければ意味はありません。
設置方法は単純で、手順さえ知っていれば誰でもできる簡単な作業です。またのぼり旗は、法律に抵触せず通行人の妨げにならない安全な場所に設置することも大切です。
この記事ではのぼり旗の組み立て方法や適切な設置場所、設置のコツを紹介します。作業の手順から集客に力を発揮する立て方まで分かるため、販促に悩む方はぜひご一読ください。
のぼり旗の組み立て方法
のぼり旗は長いポールにチチ(のぼり旗とポールをつなぐ輪状の部分)で旗を取り付けるレギュラータイプと、上部に丸みのある特徴的な形状のセイルタイプに分かれます。それぞれ設置方法は異なるため、具体的な手順を紹介します。
レギュラータイプ
以下がレギュラータイプののぼり旗の一般的な設置方法です。
- ポール先端のキャップを取り外す
- ポールの内部から横棒(かんざし)を取り出し、再び先端のキャップを付ける
- のぼり旗のチチを下から順番にポールへ通す
- ポール先端部の穴に横棒を通す
- 横棒にチチを通して先端部をフックで固定する
- ポール上部のキャップを回して横棒を固定する
- ポール中央部の結合部分を回して長さを調整する
- ポールをスタンドに立てて固定する
最初に全ての部品(のぼり旗とポール、スタンド)があるか確認が必要です。屋外で設置する場合、周囲の安全に問題がないことを確かめてから作業に着手してください。
屋内で組み立てるとまれに扉などに阻まれ、外に持ち出せなくなる可能性があります。従って、作業場所から設置場所までのぼり旗をスムーズに移動させられるかどうかも要確認です。
セイルタイプ
セイルタイプののぼり旗は、上部が丸みを帯びてヨットの帆に見えるデザインが特徴です。通常ののぼり旗と異なり、おしゃれで見た目にインパクトがあることから競合店舗と差別化を図りたいときに適しています。
以下がセイルタイプののぼり旗の一般的な設置方法です。
- カーブしたポールを2本合体させる
- 真っすぐなポールに合体させたポールを差し込む(一つの長いポールを作る)
- のぼり旗の棒袋をポールの上部から通す
- のぼり旗を奥まで差し込んだ後、下から引っ張りピンと張る
セイルタイプは一般的なのぼり旗よりも風の影響を受けにくく、巻き上がりで表示が見えなくなる事態を防ぐ際にも効果を発揮します。台風による強風にも負けにくく、堂々とした姿で集客ツールの力を発揮してくれる心強い存在です。
のぼり旗の設置場所
軽量で設置が簡単なのぼり旗は、場所を問わず設置できる汎用性の高さが強みです。しかし通行人の邪魔になる場所や、法律で広告物の設置を禁止している場所にのぼり旗を立ててはいけません。のぼり旗の設置で気を付けたいルールを紹介します。
通行人を邪魔しない場所
のぼり旗を店先や曲がり角、道先に立てる際は、通行の妨げにならないか細心の注意が必要です。高い集客効果を狙って人通りの多い場所に設置したいのはやまやまですが、やり過ぎると通行人からのクレームにつながります。
置き方のセオリーは人の歩幅を意識して、1.8mの等間隔にすることです。通行人の目に留まりやすくなる他、車内からも視認しやすい距離感で集客に力を発揮します。
しかし上記の間隔でも通行の妨げになる場合、設置をやめる決断を検討した方が良いでしょう。通行人と接触してのぼり旗が倒れると、転倒やけがの原因になる場合があります。
屋外広告物禁止区域に含まれない場所
屋外広告物禁止区域とは、地域ごとに条例で定められた広告物を設置できないエリアです。東京都の条例では、以下の場所が禁止区域に指定されています。
- 第1種・第2種低層住居専用区域、第1種・第2種中高層住居専用区域、緑地保全地区、美観地区、風致地区
- 保安林、自然公園の特別区域
- 国、公共団体が管理する公園、緑地運動場、動物園、植物園、河川、堤防敷地、橋台敷地
- 墓地、火葬場、葬儀場、社寺、教会
- 官公署、学校、図書館、美術館、病院、公会堂の建造物とその敷地
- 道路、鉄道及び軌道の路線用地及びそれらに接続する地域で、知事の定める範囲内にある地域
- その他、知事が指定する地域(東京国際空港用地、新宿副都心地区)
のぼり旗を設置する前に、お住まいの地域の屋外広告物禁止条例をチェックしてください。看板やネオンサインと異なりのぼり旗は小規模だから、誰にも許可を得る必要がないと考えるのは誤った理解です。
また私有地以外の道路に、許可なく広告物を設置する行為は禁止されています。いくら自分のお店の前とはいえ、公道に無許可でのぼり旗を設置すると、行政から撤去の指示や注意勧告を受ける可能性があります。
オーナーの私有地や店舗の敷地外に設置する際には原則、道路使用許可申請が必要です。申請の際は設置場所を管轄する警察署に出向き、道路使用許可申請書および添付書類を提出します。手数料はのぼり旗のサイズや設置期間によって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。
のぼり旗設置のコツ
のぼり旗を設置する際は高さや角度を統一して、まとまった印象を持たせると集客に効果的です。立て方がバラバラだと不格好になり、販促どころかお店のイメージを悪化させる可能性もあります。
複数ののぼり旗を設置する際は、同じデザインで統一するパターンが基本です。ただしキャンペーンや特定の商品を押し出したいときは、あえてデザインを変えて目立たせる戦略を取る場合もあります。
また鮮やかな色味で通行人にアピールしたいときは、絵柄はそのままでカラーだけを変更するパターンもあります。
段差や障害物の影響でのぼり旗が隠れてしまうときは、傾斜スタンドが便利なツールです。角度が付いて見通しの悪い場所でも目立ちやすくなる他、迫力を出すためにあえて傾斜スタンドを平たんな場所で使うのも効果的です。
高さや角度をそろえて統一感を持たせる基本的な方法では物足りないと感じる場合、上記のバリエーションを試してみても良いでしょう。
まとめ
記事で紹介した通り、のぼり旗の設置はレギュラータイプとセイルタイプで組み立て方法が異なります。事前に手順を確認した後、組み立て場所の安全性を確かめた上で作業に着手しましょう。
のぼり旗は、通行人の妨げになる場所や屋外広告禁止区域には設置してはいけません。また、これらに該当しない場合でも私有地以外の公道に立てる際は、行政の許可が必要です。
設置の簡単さや手軽さがのぼり旗の長所ですが、法律の規制やルールを守って適切な使用を心掛けてください。
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