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展示会に適したタペストリーのサイズとは?作成・設置のポイントも解説
更新日: 2025年4月 3日 18:17
展示会に適したタペストリーのサイズとは?作成・設置のポイントも解説
タペストリーは鮮やかなデザインと魅惑的なキャッチコピーで企業や商品の魅力を伝える広告です。採用活動や認知度の向上を目的に、多くの企業が展示会で活用しています。
しかし、適切なサイズ感や作成方法などがわからず、導入をためらうケースも少なくありません。
本記事では、展示会に適したタペストリーのサイズや作成・設置のポイントを解説します。自社のブースをより魅力的に演出し、効果的なプロモーションを行うためのヒントを紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
展示会でタペストリーを設置する意味
タペストリーは単にブースを華やかにするだけでなく、さまざまな役割があります。主な役割は以下の通りです。
- 視覚的インパクトを与え、遠くからでも目を引く
- 限られたスペースで効果的に情報を伝える
- ブランドのイメージを強く印象付ける
- 来場者を誘導し、ブースへの集客につなげる
- 伝えたいメッセージを強調し、興味を持たせる
タペストリーを活用することで、来場者の注目を集め、企業や商品の魅力を一目で伝えられます。販促効果を高めるためには、デザインの工夫や情報の取捨選択、ブランドイメージとの統一感を意識することが大切です。
展示会に適したタペストリーのサイズ
展示会では、限られたスペースの中で来場者の目を引き、企業や商品の魅力を伝えることが重要です。そのため、タペストリーは大きさやデザインが視認性に大きく影響します。適切なサイズを選ぶことで、効果的なアピールが可能になります。
タペストリーのサイズには、A判(国際規格)とB判(日本独自規格)の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。ここでは、A判とB判のサイズ別の特徴や、展示会での適切な使い方を解説します。
A判サイズ
A判は国際標準規格(ISO)に基づいたサイズで、縦横比が1:√2となっています。一般的な印刷物やポスターにもよく使われており、タペストリーとしても汎用性が高い規格です。
A0(1189mm×841mm)
A0サイズは新聞紙を2枚広げた程度の大きさで、遠くからでも目立つため、ブースの背景やメインのアピールポイントに適しています。大きなロゴやキャッチコピーを配置し、来場者の目を引くデザインが効果的です。
A1(841mm×594mm)
A0よりも一回り小さいA1サイズは、ブース内の案内表示や商品紹介パネルとして使われることが多いです。スペースに余裕がない場合でも活用しやすく、設置場所を選ばないのが特徴です。
A2(594mm×420mm)
A2はポスターやカレンダーと同じくらいのサイズで、狭いスペースに適したタペストリーです。遠くからの視認性は低くなりますが、商品説明やQRコードを掲載し、近くで見てもらう用途に向いています。
B判サイズ
B判は日本産業規格(JIS)に基づいた日本独自のサイズで、A判より約1.5倍大きいのが特徴です。日本国内の広告やポスター、展示会用の印刷物にはB判が広く使われるため、タペストリーとしても人気があります。
B0(1456mm×1030mm)
B0サイズは展示会で最大級のサイズで、遠くからでも目立つメインビジュアルに最適です。ブース全体を覆うような大型タペストリーとして使われ、企業ロゴやキャッチコピーを強調するのに適しています。
B1(1030mm×728mm)
B1サイズは、映画館のポスターと同じくらいの大きさで、展示会でもよく使われるサイズのひとつです。B0ほどの迫力はありませんが、ブース内のディスプレイとして活用でき、情報を分かりやすく伝えるのに適しています。
B2(728mm×515mm)
B2は一般的なポスターサイズで、ブース内の装飾や商品説明パネルとして使いやすいサイズです。スペースが限られている場合でも邪魔にならず、視認性を確保しつつ情報を伝えられます。
B3(515mm×364mm)
B3は電車の中吊り広告や店内ポップに近いサイズで、細かい情報を伝えたいときに適しています。展示会では、価格表やQRコード付きの案内板などに使うと効果的です。
展示会用にタペストリーを作成する際の注意点
展示会では多くの企業がブースを出展し、来場者の注目を集めようと競い合います。その中で効果的にアピールするには、タペストリーのデザインや配置に工夫が必要です。単に目立つデザインを採用するだけでなく、情報を的確に伝えることが重要になります。
ここでは、展示会用にタペストリーを作成する際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
端的な内容にする
展示会では多くの情報が飛び交い、来場者はブースの前を足早に通り過ぎることが一般的です。そのため、タペストリーにはシンプルでわかりやすいメッセージを記載することが重要です。
- 長すぎる文章は避ける→一目で内容が伝わる短いキャッチコピーを使用する
- キーワードを強調する→企業名、商品名、キャンペーン情報などを大きく表示する
- 不要な装飾は控える→余白を適度に活用し、情報が詰まりすぎないようにする
例えば「業界トップクラスの品質!」や「無料体験受付中!」といった短くてインパクトのあるメッセージを採用することで、視認性が向上します。
通路から文字が見えるようにする
展示会では、通路を歩く来場者にタペストリーの内容がしっかりと伝わる配置を考えることが大切です。
- 文字の大きさを調整する→遠くからでも読めるように、大きめのフォントを使用する
- 色のコントラストを意識する→背景と文字の色をはっきりさせ、視認性を高める
- 通路側に向けて配置する→人の流れを意識して、最も視線が集まりやすい位置に設置する
特にブースの奥に設置したタペストリーは見えにくくなるため、通路側にも視認性の高いのぼり旗やスタンドバナーを併用すると効果的です。
設置場所に応じてサイズを検討する
タペストリーのサイズは設置場所や用途に応じて適切に選ぶ必要があります。
- 遠くから目立たせたい場合→A0・B0サイズ(ブースの背景用)
- 来場者に詳しい情報を伝えたい場合→A1・B1サイズ(商品説明・サービス案内用)
- 狭いスペースで活用したい場合→A2・B2サイズ(補助的なポスターとして)
また設置場所によっては壁掛け型・自立型・吊り下げ型などのスタイルを使い分けることもポイントです。ブースのデザインに合わせて、最適なサイズと設置方法を選びましょう。
タペストリーを設置する際のコツ
展示会やイベントでタペストリーを効果的に活用するためには、設置の仕方が重要です。適切な固定方法や高さの調整、サイズの組み合わせを工夫することで、視認性を向上させ、来場者に伝えたいメッセージをより効果的に届けることができます。ここでは、タペストリーを設置する際に押さえておきたいポイントを紹介します。
固定方法
タペストリーの固定方法は、設置する環境やブースの構造に合わせて選ぶ必要があります。
パイプや壁面に取り付ける場合は、フックやクリップを活用すると安定しやすく、吊り下げる場合はワイヤーやS字フックを使うと便利です。自立式のスタンドを使用すれば、ブース内で柔軟に配置を調整でき、設置場所を変更する際も簡単に移動できます。屋外で使用する場合は、風の影響を受けやすいため、重り付きのスタンドや固定ベースを利用すると安全性が高まります。
設置方法を工夫することで、タペストリーがしっかりと固定され、安定した状態を保てるでしょう。
設置する高さ
タペストリーの高さは、視認性を高めるために慎重に決める必要があります。
遠くから来場者の目を引くためには、床から1.8メートルから2.5メートルの高さに設置すると効果的です。この高さなら、離れた場所からでも企業名やキャッチコピーが目に入りやすくなります。
一方で、近くにいる来場者に商品やサービスの詳細を伝えたい場合は、目線の高さに合わせて1.2メートルから1.5メートル程度に調整するのが理想的です。特に、QRコードや価格表などを掲載する場合は、来場者が無理なく読み取れる位置に配置することが大切です。
高さを適切に調整することで、タペストリーの情報がより伝わりやすくなります。
複数サイズの組合せ
タペストリーは、一つのサイズにこだわらず、複数のサイズを組み合わせることでより効果的に活用できます。
ブースの背景には、大きなサイズのタペストリーを設置することで、遠くからでも視認しやすくなります。中サイズのタペストリーは、商品やサービスの説明をするのに適しており、来場者がブース内に入った際に詳しい情報を伝える役割を果たします。小さなサイズのタペストリーは、QRコードやキャンペーン情報などの補足的な内容を掲載するのに便利です。
さらに、縦長と横長のタペストリーを組み合わせることで、デザインに変化をつけ、より印象的なブースを演出できます。
まとめ
展示会においてタペストリーは、ブースの視認性を高め、企業や商品の魅力を効果的に伝える重要なツールです。適切なサイズを選び、目的に応じた設置方法を工夫することで、来場者の関心を引きつけることができます。
作成時には、シンプルで伝わりやすいデザインを心がけ、通路からの視認性を考慮することがポイントです。また、設置の際には固定方法や高さに注意し、複数サイズを組み合わせることで、より情報が整理されたブースを作ることができます。
タペストリーを効果的に活用することで、展示会での集客力を向上させ、自社のブースを印象的に演出できるでしょう。適切なサイズ・デザイン・設置方法を選び、展示会でのプロモーション効果を最大限に引き出しましょう。
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