のぼり屋さんドットコムTOP > のぼりのノウハウ > 横断幕とは?応援幕や懸垂幕・垂れ幕との違いや活躍するシーンを解説
横断幕とは?応援幕や懸垂幕・垂れ幕との違いや活躍するシーンを解説
更新日: 2025年4月25日 16:30
横断幕とは?応援幕や懸垂幕・垂れ幕との違いや活躍するシーンを解説
横断幕は店舗や商品の宣伝、イベントの告知に使用する横に長い広告です。ビジネスシーン以外にも、スポーツ大会や中学・高校の部活の応援で頻繁に目にします。
集客力の高い横断幕を作るためにはデザインだけでなく、素材にも気を配りましょう。代表的な生地としては、トロマットとターポリンが挙げられます。
本記事では、横断幕の特徴や素材、具体的な使用シーン、製作方法を解説します。
横断幕とは?
横断幕とは、メッセージやスローガン、広告などを大きく書いて掲示する横長の幕のことです。デザインや記載内容による区分けは特になく、日常生活のさまざまなシーンで使われています。
横断幕は「側幕」や「横幕」と呼ばれることもあります。呼び名が異なるだけで表す対象に違いはないため、別の物だと誤認しないよう注意が必要です。
応援幕や懸垂幕・垂れ幕との違い
横断幕と似たものとして、応援幕や懸垂幕、垂れ幕が挙げられます。それぞれ横断幕とどのような違いがあるのでしょうか。「
まず、応援幕は横断幕とほぼ同義とされます。ただし、横断幕が広告用途のものを含む名称なのに対し、応援幕はより使用シーンが限定され、スポーツの大会や試合時に選手やチームの応援をするために使われます。
垂れ幕や懸垂幕と、横断幕との最も大きな違いは形状です。
- 横断幕:横方向に長い
- 垂れ幕・懸垂幕:縦方向に長い
また形状だけでなく、取り付け方法や利用シーンも異なります。
横断幕はフェンスや建物の壁面などに設置されることが多いですが、垂れ幕・懸垂幕は屋上やポールから吊り下げられることが多いです。
用途も異なっており、横断幕は水平方向に広がる空間で、多くの人の注目を集めることを目的とした広告として利用されます。一方、垂れ幕や懸垂幕は、ビルの屋上や背の高いポールなど高さのある場所に設置します。商業施設の看板や売り出しの宣伝のほか、工事の注意喚起にも用いられます。
横断幕の素材
横断幕には、風になびく柔軟性と、屋外の雨風に耐える丈夫さが求められます。このような条件を満たす横断幕を作る上で、生地の品質は非常に重要です。ここでは、横断幕によく使われる素材の特徴と注意点について解説します。
トロマット
トロマットは軽量で折りたたんで簡単に持ち運ぶことができる、ポリエステル100%の生地です。イベントが終了したら即座に片付け・撤収できる利便性を備えています。
火を防ぐ特殊な加工を施した防炎トロマットや、通常の生地より厚みをもたせたテトロントロマットと種類も豊富です。
トロマットは取り扱いのしやすさが魅力です。ただし、長期間同じ横断幕を使用したいケースでは劣化が目立ち、途中で取り替えざるをえなくなる場合があります。
ターポリン
ポリエステルと塩化ビニールを配合したターポリンは、屋外の使用に適した素材です。厚みがあり、耐久性も高いため、日焼けによる色あせや雨風の劣化を気にせず使用できます。
穴を空けて持ち運びやすくしたメッシュターポリン、内側に黒い生地を差し入れた遮光ターポリンも使用可能です。耐久性が魅力のターポリン素材ですが、厚みの分、折りたたみにくいというデメリットもあります。
横断幕が活躍するシーン
横断幕の活躍シーンを紹介します。
大会などの応援
部活動の大会時に親御さんが会場で広げるように、大会の応援の際に横断幕を使用する方法です。企業の活動でも、社内レクリエーションや地域の協賛イベントでスポーツ大会を開催するケースは珍しくありません。
チームのスローガンや選手名を模した横断幕を製作し、当日披露することで場の盛り上がりを期待できます。
店舗の看板や装飾
看板として店舗や新商品を宣伝したり、店内の雰囲気作りの装飾に活用したりする使い道もあります。屋外にのぼり旗や懸垂幕を設置し、屋内には横断幕を張り巡らす使い方が代表的です。
コンセプトやブランドカラーとマッチする外観の幕を作成することで、集客力の向上やブランディングの効果を期待できます。
イベントの宣伝
横断幕は、展示会や合同説明会など企業主体のイベントの宣伝を行う用途でも使用可能です。会場の周辺やブースの入り口に設置し、来場客に自社の存在を知らせ、興味を引き寄せるために活用します。
イベントの宣伝に横断幕を取り入れる際は、人の目を引く視認性の高いデザインにすることが大切です。ブースを通り過ぎる一瞬の間に認知を獲得するためには、第一印象のインパクトが重要です。
横断幕の製作方法
横断幕の製作方法は、手作りと業者の活用に分かれます。それぞれの詳細は次のとおりです。
手作りする
横断幕は生地絵の具、筆、マスキングテープ、取り付け用のハトメなどの材料があれば自作できます。
まずは紙に下書きをして、全体のバランスや配色を決めましょう。その後、絵の具と筆を使ってデザインを形にしていきます。必要に応じて、マスキングテープを用い縁取りをするときれいな仕上がりとなります。
なお、ハトメ部分には負荷がかかるため、生地が破れないようにするための工夫が必要です。ハトメ部分の強度を増すためには、四辺を三つ折りに縫い合わせて厚みをもたせると良いでしょう。
業者に依頼する
企業や店舗の広告のために使用する横断幕は、自作ではなく専門業者に依頼したほうが安心です。自作では耐久性の不安が残るだけでなく、色褪せやほつれが起きやすい不完全なものになる可能性があります。
また自作では、複雑なデザインや設置場所にはまるサイズに加工しにくく、品質が不安視されます。外注費用を負担してもプロに任せたほうが、満足いくものができあがるでしょう。
まとめ
横断幕とは、メッセージやスローガン、広告などを大きく書いて掲示する横長の幕のことをいいます。縦に長く、ビルや数メートルの高さがあるポールから吊るす垂れ幕・懸垂幕とは別物です。
屋外でも長く使える耐久性が高い横断幕を作るためには、生地の材質にも気を配らないといけません。
本記事で紹介したトロマットやターポリンの採用がおすすめです。集客効果の高い横断幕を求めている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
記事一覧
- 横断幕とは?応援幕や懸垂幕・垂れ幕との違いや活躍するシーンを解説
- 横断幕の設置方法を徹底解説!加工方法に合わせて効果的に設置しよう!
- 展示会に適したタペストリーのサイズとは?作成・設置のポイントも解説
- のぼり旗を自作する方法とは?作る際のポイントも紹介
- 視認性の高い色の組み合わせとは?のぼり旗を目立たせる方法を紹介
- のぼり旗の見やすいフォントはどのようなもの?フォント選びのポイントを紹介
- 文字を目立たせるテクニックは何がある?【集客に効果的!】
- 有名なキャッチコピーを参考にメッセージの伝え方を紹介!
- 目立つ色や配色はどう選ぶ?色の例を解説
- ひもがほどけない結び方は?具体的な結び方を解説
- のぼり旗を初節句に飾ろう!種類や選び方を解説
- のぼり旗の設置はどう行う?組み立て方法や設置のコツを解説
- インクジェット印刷とは?仕組みやメリット・デメリットを解説
- のぼりの耐久性はどのくらい?長持ちさせるコツや適切な交換タイミングを解説
- のぼり旗で集客を増やすには?製作のポイントを解説
- かっこいいのぼり旗をデザインするには?製作のポイントを解説
- のぼり旗を防炎加工する方法は?防炎加工をするべき理由や保管時の注意点も解説
- のぼり旗を雨の日に使用するには?雨対策の方法や注意点を解説
- のぼり旗を選挙で使用する際の制限は?違反にならないための対策方法も紹介
- 展示ブース作成のコツを解説!作成時の注意点も紹介