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冬こそ「のぼり旗」が効果的!寒い季節に人を呼ぶデザインと設置の鉄則
更新日: 2025年12月 8日 17:54
冬こそ「のぼり旗」が効果的!寒い季節に人を呼ぶデザインと設置の鉄則

「寒くなってから、お店の前を通る人の足が早まった気がする」
「冬の強風ですぐにのぼり旗がほつれてしまう」
冬は寒さで外出する人が減り、多くの店舗様にとって集客が厳しくなる季節です。しかし、実は冬こそ「のぼり旗」がもっとも威力を発揮する季節であることをご存知でしょうか?
寒空の下では、人は無意識に「暖かさ」や「活気」を求めます。そこで適切にデザイン・設置されたのぼり旗は、単なる看板以上の「温かい場所への道標」として機能します。
この記事では、冬の集客を成功させるための「売れるデザインのコツ」と、冬特有の強風からのぼりを守る「耐久性アップの鉄則」をプロが解説します。
なぜ冬に「のぼり旗」が最強の集客ツールなのか?
スマートフォンでの検索が当たり前になった現代でも、通りがかりの入店(衝動来店)を促すツールとして、のぼり旗は最強です。特に冬においては、以下の2つの理由からその重要性が高まります。
寒さを感じる通行人に「暖かさ」をアピールできる

人間には、寒さを感じると無意識に暖かい場所や温かい食べ物を求める心理が働きます。
風にはためくのぼり旗は、静止している看板よりも「動き」があるため視界に入りやすく、そこに「あつあつ」「暖房中」といったメッセージがあるだけで、通行人は「ここに入れば暖まれるかもしれない」という期待感を抱きます。冬ののぼり旗は、お客様をお店に招き入れる「招待状」なのです。
日没が早い冬でも「遠くから」存在感を出せる
冬は日没が早く、夕方5時にはもう暗くなり始めます。また、曇り空や雪景色など、全体的に街のトーンがグレーになりがちです。
そんな中、鮮やかな色ののぼり旗は非常によく目立ちます。視界が暗い冬だからこそ、店舗の存在を遠くから知らせるランドマークとして機能し、認知度を大きく引き上げることができます。
【業種別】冬に効果的なのぼり旗のデザインアイデア
「冬のデザイン」といっても、単に雪のイラストを入れれば良いわけではありません。お客様が冬に求める「メリット」を直感的に伝えることが重要です。
飲食店の鉄板は「湯気」と「シズル感」

飲食店の場合、もっとも効果的なのは「湯気(ゆげ)」の演出です。
鍋、おでん、ラーメン、熱燗、ホットコーヒーなど、湯気が立っている写真やイラストが入ったのぼり旗は、見ただけで体感温度を上げる効果があります。
- 悪い例: 文字だけで「鍋料理はじめました」
- 良い例: グツグツ煮え立つ写真+湯気のイラスト+「あつあつ鍋」のキャッチコピー
文字情報は脳で処理する必要がありますが、シズル感(おいしそうな感覚)のある写真は直感に訴えかけ、空腹と寒さを同時に刺激します。
年末年始・イベント向けのデザイン
冬はクリスマス、年末年始、成人式、バレンタインとイベントが目白押しです。この時期は「季節感」が購買意欲に直結します。
「いつでも出しておける通年デザイン」ではなく、「今だけ」という限定感を出すことで、入店動機を作ることができます。
- 12月上旬~25日: クリスマス(赤・緑・金)
- 12月26日~1月: 年末年始・初売り・お正月(赤・白・金・紫)
- 1月~2月: 恵方巻、バレンタイン(ピンク・茶)
配色テクニック:暖色系 vs 寒色系

「冬=暖色」が基本ですが、商材によっては寒色系が正解の場合もあります。以下の表を参考に、目的に合わせた色選びを行いましょう。
| 目的・商材 | 推奨カラー | 与える印象・効果 | 具体例 |
|---|---|---|---|
| 店内の暖かさアピール | 赤・オレンジ・黄色 | 暖かさ、活気、食欲増進、親しみやすさ | ラーメン、鍋、おでん、暖房器具、セール |
| 高級感・和の演出 | 紫・エンジ・黒 | 厳格、高級、伝統、落ち着き | おせち予約、年越しそば、和菓子、呉服 |
| 旬の鮮度・冬限定感 | 青・水色・白 | 冷たさ、鮮度、冬の海、雪 | カニ、牡蠣、寒ブリ、雪まつり、クリーニング |
基本は暖色系で「暖かそう」と思わせるのが集客の近道ですが、海鮮系など「冬の旬」を売りにする場合は、あえて寒色系を使って「鮮度の良さ(身が締まっているイメージ)」を伝えるのがプロのテクニックです。
すぐにボロボロにさせない!冬特有の「強風・雪」対策
冬の運用で最も頭を悩ませるのが「季節風(強風)」です。標準的なのぼり旗(ヒートカット仕上げ)のまま冬の強風にさらすと、あっという間に端からほつれてボロボロになってしまいます。
コストを抑えるためにも、注文時にひと手間加えることを強くおすすめします。
必須オプション!「四方三巻縫製」でほつれ防止

通常ののぼり旗は、熱で布を溶かしてカットする「ヒートカット」が一般的ですが、強風が吹く場所では強度が足りません。
冬用には、のぼりの4辺を折り返して縫う「四方三巻(しほうさんまき)縫製」を指定しましょう。
数十円~数百円程度のオプション費用がかかりますが、寿命が圧倒的に伸びるため、結果的にコストパフォーマンスは良くなります。
巻き上がり防止パーツを活用する
風が強いと、のぼり旗がポールに巻き付いてしまい、何が書いてあるか読めなくなる「巻き上がり」が発生します。これでは宣伝効果がゼロになってしまいます。
これを防ぐために、「巻き付き防止ストッパー(パッカー)」などの専用パーツを活用しましょう。旗の裾をポールに固定することで、強風時でもデザインをしっかり見せ続けることができます。
汚れや雪対策には「撥水加工」も検討
雪が多い地域や、ロードサイドで泥はねが気になる場合は、「撥水(はっすい)加工」が施されたのぼりが有効です。
水分を弾くため、雪で濡れて重くなるのを防ぎ、汚れもつきにくくなります。常に綺麗な状態を保つことは、お店の信頼感にも繋がります。
冬の集客効果を最大化する「設置・運用」のポイント
素晴らしいデザインと強風対策ができたら、最後は「設置の工夫」です。冬の環境に合わせた一工夫で、集客効果を最大化しましょう。
暗い時間帯を狙う「照明」との組み合わせ
前述の通り、冬は夕方から急速に暗くなります。のぼり旗自体は発光しないため、夜間は視認性が落ちてしまいます。
そこで、店舗の照明やスポットライトが当たる位置にのぼりを設置しましょう。「暗闇に浮かび上がる暖かい色ののぼり」は、家路につく人々の目に強烈に焼き付きます。
季節外れののぼりは即撤去!鮮度が命
冬はイベントの切り替わりが早いため、撤去のタイミングが重要です。
例えば、12月26日になっても「クリスマス」ののぼりが出ていると、お客様は「管理が行き届いていない店」「残り物を売っている店」というネガティブな印象を持ちます。
「終わったイベントの旗は、その日の閉店後にすぐ片付ける」。このスピード感が、お店の活気と信頼を演出します。
まとめ
冬ののぼり旗集客を成功させるポイントは、以下の2点に集約されます。
- デザイン: 「暖色」や「湯気」で暖かさを演出し、通行人の「暖まりたい欲求」を刺激する。
- 耐久性: 冬の強風に負けないよう、「縫製強化」や「巻き付き防止」で寿命を延ばす。
寒くて外出が億劫になる季節だからこそ、お客様は「行く価値のあるお店」「温かく迎えてくれるお店」を探しています。
しっかり対策されたのぼり旗で、冬の商戦を熱く盛り上げましょう!
よくある質問(FAQ)
Q1:冬でも普通ののぼり旗(ヒートカット)を使って大丈夫ですか?
A1: 使えないことはありませんが、冬の乾燥した強風下では非常にほつれやすくなります。短期間のイベント用なら標準仕様でも構いませんが、ワンシーズン常設する場合は「四方三巻縫製」で補強することをおすすめします。
Q2:雪国ですが、のぼり旗の出しっぱなしはNGですか?
A2: 基本的には閉店後は店内にしまうことを推奨します。水分を含んで凍結すると生地が傷みやすくなるほか、除雪作業の妨げや破損の原因になるためです。毎日の出し入れが、のぼりを長持ちさせる一番の秘訣です。
Q3:冬におすすめののぼり旗のサイズはありますか?
A3: 基本的には標準サイズ(600×1800mm)で問題ありません。ただし、風が非常に強い地域や、スペースが限られる場合は、風の抵抗を受けにくい「スリムサイズ(450×1800mm)」を選ぶのも一つの強風対策になります。
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