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のぼり旗を雨の日に使用するには?雨対策の方法や注意点を解説
のぼり旗を雨の日に使用するには?雨対策の方法や注意点を解説
のぼり旗を出す際に抱きやすい疑問が、雨の日でも使えるかどうかです。屋外でのイベントに出店する機会のある店舗や、雨天でも営業を続ける店舗の場合、雨が降る度に販促ツールが使えなくなっては困る方もいるでしょう。
そこで本記事では、雨天時ののぼりの正しい活用方法を紹介します。雨対策を施してのぼり旗を長持ちさせたい方は、ぜひご一読ください。
のぼり旗は雨の日にも使用できる
結論からいえば、のぼり旗は雨の日にも使用できます。一般的に広く使われる素材「テトロンポンジ」はポリエステル製で雨に耐性があり、一度濡れても乾けば問題ありません。しかし色落ちする場合があるため、雨天でもお構いなしにのぼり旗を出し続けるのは、止めた方が良いです。
長時間雨を浴び続けるとインクが滲んだり色褪せが生じたりして、生地が傷みます。強い雨が降る日や激しい嵐の日はのぼり旗を用いた集客は諦め、のぼり旗を屋内にしまいこみましょう。
のぼり旗の雨対策を行う方法
雨の日に店頭で宣伝できないと集客効果を維持できず、客足が途絶える原因となりかねません。多少の悪天候なら工夫して耐久性を高め、のぼり旗を出し続けるのも一つの選択肢です。
ここでは雨天でも劣化しにくいのぼり旗を作る方法を紹介します。
水に強い生地を使用する
一般的なテトロンポンジの使用を避け、水に強い素材に切り替えると効果的だといわれます。雨天時の使用でも劣化しにくい代表的な生地はテトロンツイルです。テトロンポンジよりも太い糸を使った構造のため、色が付く面積が大きく、雨でインクが溶け出した際の影響を小さくできます。雨天で使用し続けてもすぐ文字が読み取れないほど、致命的な色落ちに達する可能性は高くありません。
一方でテトロンポンジのデメリットは、価格の高さです。多量ののぼり旗を一挙にリニューアルすると、コストがかさみやすいので注意しましょう。
撥水加工を施す
ラミネートコーティングと呼ばれる撥水加工を施すのも、雨に強いのぼり旗を作る有力な選択肢です。全面に保護膜を張り巡らすため、雨が降りしきる環境で使用しても、水が生地に染み渡ることがないでしょう。
保護層は薄く、のぼり旗全体の厚みにはほとんど影響を与えないのも特徴です。重量が大きく変わるわけでもなく、風が吹いた時の軽やかなはためきは失われません。
また水分を含むと旗部分がポールに巻き付き、視認性を妨げるケースがあります。しかし水をはじく撥水加工を施したのぼり旗は、巻き付きが軽減され、印字されたデザインが四方八方綺麗に表示されやすくなるはずです。
雨の日にのぼり旗を使用した後の注意点
雨の日にのぼり旗を設置した後は、劣化のスピードを緩めるため、メンテナンスが必要です。雨天でも製品の寿命を伸ばすための、お手入れの方法を紹介します。
強くこすらず水分を拭き取る
雨に濡れた旗は強くこすらず、柔らかいバスタオルで優しく水分を拭き取りましょう。のぼり旗はこすれに弱い性質があるため、洗濯機の使用やクリーニングは避けなくてはいけません。旗は基本的に薄いので、一度付いた水滴もすぐ乾きます。
優しく水で手洗いする
汚れも付着していて、何とかして洗いたい場合は、水を使用して丁寧に手洗いしましょう。バケツで長時間水に浸すと、色褪せを助長しかねないため、洗い方には細心の注意を払う必要があります。
準備するものは濡らしたふきん、たらい、ぬるま湯、中性洗剤です。汚れた箇所に直接洗剤をかけ、たらいに張ったぬるま湯で素早くすすぎます。生地は摩擦の刺激にも弱いナイーブな性質があるため、もみ洗いやこすり洗いは厳禁です。
水道水に直接さらすと塩素の影響を受け、色褪せを引き起こしかねません。流水を直接流すのではなく、ぬるま湯を作ってから洗濯を始めましょう。
陰干しする
生地に染み込んだ水分を乾かす場合は、陰干ししてください。色褪せの原因となる直射日光下での天日干しは、避ける必要があります。干す際にはシワが付くのを防ぐため、あらかじめ表面を軽くたたき、余計な折れ目をなくした方が良いでしょう。
綺麗な形状を保てるよう、陰干しが済んだらアイロン掛けを行うのもおすすめです。ただし高温で直接熱すると生地の痛みを引き起こすため、綿のあて布を敷き、短時間で終わらせることが推奨されます。
雨で劣化してしまったら買い替えるのも一つの方法
雨による色褪せやインク染みが気になる場合、現在ののぼりは諦めて買い替えを検討するのが賢明です。のぼり旗は消耗品のため、雨天での使用を避ける気遣いをしていても、いつかは取り替えが必要なほど消耗する瞬間が訪れます。
一般的なのぼり旗の寿命は、約2〜3カ月です。雨に濡れてもすぐに使えなくなるとは限りませんが、劣化のスピードがより早くなります。
雨に強い素材としてテトロンツイルを紹介しましたが、水滴や汚れに対する耐久性が増しても、寿命が延びるわけではありません。天候にかかわらず使用する機会が多いのであれば、単価が高く買い替えコストの負担が大きい素材よりも、ベーシックなテトロンポンジののぼりを採用し、一定の間隔で買い替える運用がおすすめです。
まとめ
雨に強いのぼり旗を作る方法は水に強い記事の採用、もしくは撥水加工(ラミネートコーティング)の二つです。旗が水に濡れた時はタオルで優しく拭き取り、汚れが気になる時はぬるま湯で水洗いしましょう。
最後に陰干しで乾かせば、買い替え頻度を少なく抑えて長持ちさせることが可能です。とはいえ消耗品ののぼり旗は、やがて使えなくなる時が訪れます。一つののぼりを長く使用するのも一つの方法ですが、定期的な買い替えを前提にした運用にすると、きれいな状態を長く保つことができるでしょう。
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