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横断幕を手作りしたい!簡単に作れる8つのステップ
横断幕を手作りしたい!簡単に作れる8つのステップ
スポーツの試合やコンサートなどでの応援、イベント・行事の掲示などに使われる横断幕。
横長のレイアウトであれば目につきやすく、また設置や持ち運びも容易なため重宝されるアイテムです。
しかし一方では使用頻度が高くないケースもあり、新たに用意しようとする際に費用の問題に悩むこともあるでしょう。
そんな場合におすすめなのが、横断幕を手作りすることです。
本記事では横断幕をハンドメイドする際の8つの手順と、それぞれの注意点について解説します。
横断幕を手作りする8つのステップ
専門の業者に発注するのではなく、横断幕を手作りするための流れを以下8つのステップに分けました。
制作の順序はさまざまなパターンがありますが、一つの目安として参考にしてみてください。
1.横断幕の生地を選ぶ
まずは横断幕用の生地を選びましょう。強度の問題からも薄すぎず厚すぎない素材が適しており、なおかつ一般の手芸店でも入手できるものがよいでしょう。
以下、候補となる2種の布をご紹介します。
一つには「綿ブロード」が挙げられます。これはワイシャツに使われている綿生地のイメージです。薄くて光沢があり、均一の太さの縦糸と横糸を平織りしてできています。
もう一つは「オックスフォード」です。綿ブロードに比べてやや粗く厚みがあり、縦横2本の糸で織られているため高い耐久性を持っています。これも光沢があり、別名を「斜子織り」ともいいます。
また横断幕用の生地には「ターポリン」「テトロンポンジ」「トロマット」等々専用のものがありますが、業者としてではなく個人が少量を手に入れようとすると単価が高くつく可能性があります。
手作りする上での予算も含めて、素材を選定しましょう。
2.サイズを決める
横断幕であることから横長の形状となるのが一般的ですが、そのサイズを決めておきましょう。
手作りであることから巨大なものは難しいかもしれませんが、実際に掲げる場所があらかじめ分かっていればその寸法に収めることも重要です。
例えばアリーナの観客席前面などのスペースが挙げられますが、小さすぎて見えなければ応援の効果も十分ではないでしょうし、逆に大きすぎては他の観客やチームの邪魔になるおそれもあります。
3.デザインを考える
デザインには大きく分けて文字とイラストの2種類があり、両方を組み合わせて横断幕を作るのもよいでしょう。
選手や舞台に立つ人の名前、エールの文言などの記載が考えられますが、遠くからでも視認性の高い書体や大きさにするなど、横断幕ならではのデザインに配慮するのが肝要です。
4.デザインを下書きする
デザインが決まったらその下書きをしましょう。
横断幕の縦横比を縮小したサイズの紙などにスケッチし、全体のレイアウトや雰囲気を確認します。
また横断幕に描くのが文字であれば、一文字を目安に実際の大きさで一枚ずつ紙にプリントするのもいいでしょう。これを生地の上に並べて配置を確認し、そのまま版下として転写に用いることも可能です。
5.生地の下準備をする
横断幕の生地を予定の寸法に仕立てる際、四方の端を折り返して縫うなどの補強を施しましょう。これをしておかないと布がほつれ、横断幕の劣化が早まります。
縫う以外にも布用ボンドでの接着や専用両面テープでの圧着といった方法もあります。
また、布地に糊が付いている場合は先に洗い落しておくこともポイントです。
6.デザインの下書きを生地に写す
上記までの準備ができたらデザインの下書きを横断幕本体に写していきます。
クリップで台に留めるなどして生地をしっかりと張り、チャコペーパーなどを挟んで下書きを乗せ、転写するように輪郭をなぞります。この際に紙類が動かないよう、マスキングテープなどで固定しておくとよいでしょう。
生地に対して転写の線が十分描かれていない部分があればもう一度やり直すのではなく、下書きを見ながらフリーハンドで軽く描くように加筆するのがおすすめです。
直線であれば新たに定規を当てて、足りない部分を書き足すとよいでしょう。
7.生地に色を塗っていく
手作り横断幕に用いる画材にはさまざまなものがあり、水性ペンキやアクリル絵の具、スプレー塗料などが代表例です。
ただし水性ペンキはごわつきやすいというデメリットがあり、アクリル絵の具は水の量が多いとムラができやすくなります。アクリル絵の具を使用する際には布用メディウムを混ぜることで生地への定着がよくなるでしょう。スプレー塗料は何度か重ねて吹き付けることで発色が安定します。
文字やデザインに色を塗る際には、線が明確になるようその周囲をマスキングテープで養生するのがおすすめで、絵の具が乾ききる前の状態だときれいにはがすことができます。
8.ハトメと紐を付ける
「ハトメ」とはリング状の金属部品のことで、横断幕の布地には紐を通すための穴を補強する目的で取り付けます。
取り付け位置は横断幕の大きさや掲示の仕方によっていくつかのパターンが考えられますが、おおむね四囲あるいは上端数カ所が一般的です。
取り付けるための紐も丈夫で十分な長さのあるものとし、ハトメに通したらそこでいったん括るなどしてズレないようにする工夫とよいでしょう。
紐は両端をテープなどで巻いておくことでほつれの防止となり、ハトメ穴にも通しやすくなるというメリットがあります。
まとめ
真心のこもった手作りの横断幕は、きっと応援される側にも大きな勇気を与えてくれることでしょう。
一方では耐久性が決して高くはない面もあるため、防水スプレーでの保護や適切な方法で保管するといったケアも重要です。
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