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のぼり旗は色選びが重要! 作成時のコツや色の視覚効果をご紹介
のぼり旗は色選びが重要! 作成時のコツや色の視覚効果をご紹介
店舗や商品の認知度を上げるために作られるのぼり旗は、キャッチコピーの文言以上に色選びが大切です。色合いによって目立ちやすさや文字の読みやすさが大きく変わります。今回はのぼり旗の色選びのポイントや、それぞれの色が持つイメージについて解説します。
のぼり旗の色によって変わること
のぼり旗の色は、旗の目立ちやすさや文字の見やすさを左右します。色使いが適切でないと、せっかく作ったオリジナルののぼり旗もなかなか気付いてもらえません。
考えるべきなのは誘目性と視認性です。誘目性を高めて注目を惹きつけた後に、視認性を上げて文字を読んでもらう必要があります。
目立ちやすさ(誘目性)
誘目性とは、意識していない状態で人の目を惹きつけられるか示した度合いです。誘目性が高いのぼり旗は注視せずとも目に入り込んでくるので、多くの人が発見しやすくなります。
暖色系は誘目性が高く、反対に寒色系は低いのが一般的です。この特性を活かして、赤やオレンジなどの色は安全標識や注意喚起の看板によく使われています。
見やすさ・分かりやすさ(視認性)
視認性はのぼり旗に書かれた文字を読み手が認識できるか示した度合いです。視認性で重要なのは、背景色とのコントラストです。背景と文字のカラーが同系統だと見づらくなってしまいます。視認性を考えると、白に合わせるなら黄色ではなく黒が適しています。
効果を出せるのぼり旗作成のコツ
誘目性や視認性を高めるために、色使いで意識すべきポイントは次のとおりです。
- 補色(反対色)を活用する
- 明度の差を付ける
- 彩度の高い配色にする
- 暖色と寒色を使い分ける
具体的に注意すべき内容や、適切な配色について解説します。
補色(反対色)を活用する
補色とは色相環(色相を環状に配置した図)の正反対に位置する色のことです。たとえば赤と青、緑と紫などが反対色の関係です。この相反する反対色を取り入れることで、目立つデザインののぼり旗を作れます。
明度の差を付ける
明るい色と暗い色を同時に使用したほうが、明暗がはっきりして目立ちやすくなります。色は白に近いほど明るくなり、黒に近づくほど暗くなるのが特徴です。文字に白、背景に黒の色を施すことで、遠くからでも目を惹くのぼり旗が完成します。
また文字色と背景白の明度の差によって、重量感の表現まで可能です。同じ緑と白でも、背景を緑色にしたほうが重厚な印象を与えます。
彩度の高い配色にする
彩度とは色の鮮やかさを表す言葉です。彩度が高いと派手で生き生きとした印象になるので、のぼり旗には適しています。逆に彩度が低いとくすんだ弱弱しい看板になってしまい、十分なアイキャッチ効果を期待できません。
水色と黄色のような彩度が高いカラーを組み合わせると、目立ちやすい効果的なのぼり旗が完成します。
また少し高度ですが、文字色と背景色の鮮やかさを変えることで印象に変化を出せます。
派手さではなく、上品さや落ち着きなどをアピールしたい業種や商品とマッチするでしょう。
暖色・寒色を使い分ける
暖かなイメージを与える暖色系と、爽やかさやクールさを想起させる寒色系を使い分けるのも効果的です。たとえば文字に赤やオレンジ、背景に青を取り入れると目立ちます。店舗や商品の存在をアピールしたいなら、暖色・寒色を意識した色使いがおすすめです。
色による視覚効果一覧
色自体が持つイメージを活用して、ブランディングやイメージ戦略につなげることも可能です。青は寒さ、緑は新緑というように色ごとに与える印象は異なります。ここでは主要なカラーが持つイメージを紹介します。
赤
赤は情熱や行動力、華やかさなどを感じさせる色です。インパクトが強いカラーなので、文字を赤色にして強調するという手法がビジネスシーンで頻繁に用いられています。
また日の丸を想起させることもあり、日本の伝統行事や文化を表すイベントや商品と相性が良いのも特徴です。
オレンジ
オレンジは暖かさや活気、親しみやすさを表します。コーヒーやココアなどの温かい飲み物や、体を温めるエクササイズの宣伝とも相性が良いでしょう。また、紅葉を表す色でもあるので、秋のイベントや商品ののぼり旗にも適しています。
黄色
白に近い黄色は明るさや楽しさ、にぎやかさを感じさせるカラーです。イベント会場や居酒屋など、活気がある場所ののぼり旗に頻繁に使われます。
未来や幸福といったイメージを想起させるので、子供向けのサービスやイベントの宣伝とも相性が良い色です。
緑
緑は安らぎや健康、平和などのイメージがあり、とくに自然と調和します。緑に関するサービスとして園芸ショップや花屋、健康関連では薬局や病院でも使われます。安らぎが転じて安全というイメージもあるため、車関連の宣伝や工事現場の注意喚起にもなる色です。
青
寒色系の代表ともいえる青色は、涼しさや寒さを表します。またクールさや知的、信頼など人に対する印象を示す場合もあります。
寒さを強調したい冬のイベントや、涼しくして納涼効果を得たいときに相性が良い色です。
藍色
青に深みが増した藍色は熟考や内省を想起させます。藍染の慣習がある日本ではとくになじみ深く、店先に掲げるのれんに広く採用されています。
紫
仏教や神道ののぼり旗でよく目にする紫は、神秘的で高級なイメージを持つ色です。日本の伝統芸能や伝統文化のほか、夜に開催されるイベントやワイン関連ののぼりにも頻繁に使われます。
黒
黒は高級感や雄々しさを想起させるカラーです。食材や店舗の差別化・ブランディングに適しているほか、成人式や結婚式などの厳かなイベントともよくマッチします。
白
純粋や無垢などの良いイメージがある白は、どんな色にも組み合わせやすく違和感がないのが特徴です。商品のビジュアルを強調したいときや、文字を際立たせたいときの背景色に使うと効果的。
まとめ
のぼり旗の色によって、誘目性と視認性を高めることが重要です。寒色と暖色、明るい色と暗い色のように、正反対のカラーを使うと宣伝効果を高められます。
色自体が持つイメージも考慮するのも、違和感がない旗を作るためのポイントです。ぜひ本記事を参考に、お客さんの獲得に効果的なのぼり旗を完成させてください。
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