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懸垂幕をデザインするときのポイントを解説!オリジナルの懸垂幕でアピールしよう
懸垂幕をデザインするときのポイントを解説!オリジナルの懸垂幕でアピールしよう
懸垂幕とは百貨店やイベントの際に建物の上部から吊るされている広告のことで、縦に長いのが特徴です。新商品の宣伝や説明会などで懸垂幕の作成を考えている企業は多いのではないでしょうか。
今回は広告宣伝に効果的なデザインのポイントや構成の決め方を紹介します。ぜひ本記事を参考に、集客や販促に結びつく良い懸垂幕のデザインを考案してください。
懸垂幕をデザインするときのポイント
デザインが優れている懸垂幕を見かけると、何気なく歩いているのについ注意を引かれてしまいます。文字数や文字サイズ、カラー、写真やイラストなどさまざまな要素にこだわりがあるからこそ、広告を魅力的だと感じるのです。
優れた懸垂幕を作るためのデザインのポイントを紹介します。
懸垂幕のサイズに合わせて文字数や文字サイズを決める
懸垂幕の文字数や文字サイズは幕のサイズに応じて決めるのが重要なポイントです。情報を詰め込み過ぎると読みにくくなってしまい、文字が小さすぎても視認性が悪化します。
一般的な目安をお伝えすると、メインキャッチコピー(メインコピー)が10文字程度、補足となるサブキャッチコピー(サブコピー)は15文字程度が良いバランスです。
文字と背景の色は読みやすさを重視する
文字や背景の配色は、読みやすさを重視して決めると訴求効果が高まります。白地に黒や青地にオレンジのように反対色の組み合わせによって、メリハリが出て見やすくなるでしょう。
しかし、同じ反対色でも緑とピンクのような同じ明度の組み合わせはチカチカしてしまい、かえって視認性が悪化する可能性があります。色合いを変えて明度に差を出すほか、セパレーションを入れて調和すれば非常に見やすくなります。
企業や施設ごとにイメージカラーがある場合、その色を軸に周りの配色を決めることも重要です。文字の読みやすさを示す「可読性」にも注意を払いましょう。可読性は色同士の明度差が大きくなるほど高まります。
ただし明度差があっても、背景色の主張が強くて文字が細いとつぶれてしまい読みにくくなるので注意が必要です。
写真やイラストを挿入する
文字だけで押し通そうとせず、写真やイラストを適宜挿入しましょう。言葉ではイメージしにくい商品・サービスの宣伝をする場合、懸垂幕に横断幕の写真を入れると効果的です。
写真だけで何の食べ物か、どのようなサービスを受けられるか伝えられるため、入店意欲が喚起されます。また、企業のイメージキャラクターやロゴのイラストを横断幕に入れるのもおすすめです。
イラストの場合、写真とは異なり前面に押し出しすぎず、メッセージの隣にさりげなく添えて、主張の邪魔にならないよう注意が必要です。
設置する場所に合わせて生地を選ぶ
懸垂幕の種類にはいくつかの種類があり、設置場所や活用シーンに応じて適切なものを選ぶ必要があります。
一例を示すと、代表的な素材の一つ「トロマット(ポリエステル)」は発色が良く、耐久性が高いのも特徴です。軽量で持ち運びにも優れ、屋内での常設のほか、屋外での使用にも耐えられます。ただ雨風には弱いので、天候に合わせて取り外す柔軟な対応が求められます。
ターボリン(塩化ビニル)も定番の素材です。耐久性が高く雨風にも強いため、屋外での長期間の使用にも使えます。
生地によって仕上がりの質感や発色性は異なるので、事前に店舗や周辺の環境となじむか考慮して選ぶのが大切です。広告の質感やハリによってお客さんが抱く印象にも違いは出るので、文字や画像だけでなくベースの生地にもこだわってはいかがでしょうか。
懸垂幕のデザインは構成が重要
懸垂幕のデザインで失敗しないために重要なのは構成です。縦長ベースの懸垂幕のフォーマットは、大きく2列構成と2段構成に分かれています。それぞれの特徴やメリット、注意点を紹介します。
2列構成
2列構成は左右にメインコピーとサブコピーを配置するスタイルです。長い文章でも一列で分かりやすく見せることが可能です。
メインコピーの文字サイズは大きめで、最も伝えたい情報を記載しましょう。サブコピーは補足情報を簡潔に入れ込みます。たとえばメインコピーにはセール開催中の旨、サブコピーにはセール対象の商品名やブランドを入れると、一瞥しただけで必要な情報が分かります。
2列構成は食料品店やデパートで頻繁に使われている看板のフォーマットです。
2段構成
2段構成は上下に分割してメインコピーとサブコピーを配置するデザインです。懸垂幕は縦長なので、文字数が多いと長い文章は入りきりません。
大きなメインコピーには本当に必要な情報を選別し、端的に記載する配慮が求められます。セールの具体的な開催期間を記載すると収まりきらないので、冬物一層・ポイント5倍など伝えたいメッセージを絞ります。
2段構成の場合、メインコピーで書ける文字数は数文字程度です。文字サイズの変更や改行を効果的に使い、見やすさには十分配慮しましょう。
まとめ
懸垂幕のメッセージをお客さんに届けるには、文言の読みやすさに気を配る必要があります。文字サイズや色使いに注意してキャッチコピーを際立たせるほか、店舗やイベントに合わせて生地を選ぶ工夫が大切です。
画像やイラストを適宜挿入することで、訴求内容をより目立たせられます。基本的なフォーマットは決まっているので、ぜひ本記事を参考に魅力的なオリジナルの懸垂幕を作成しましょう。
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