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現場シートとは? 種類や効果、基本的な使い方を解説
現場シートとは? 種類や効果、基本的な使い方を解説
現場シートとは、建設現場で広く使用されている保護シートのことです。作業員はもちろん近隣住民や通行人に被害が及ぶことのないよう安全性を高めるために用いられます。
建設現場の足場を覆うために使用されている他にも、資材の保護や区分け、目隠しなど屋内外で広く使用されてるものです。
現場シートとはどのようなものなのか、使用される生地や種類・効果、基本的な使い方などを解説します。
現場シートとは?
現場シートとは、建設現場や工事現場などで使用されるシート状の製品で、現場の目隠しや安全確保、周辺への被害軽減を目的に使用されています。
養生シートとも呼ばれ、グレーやグリーン、ブルーのシートが一般的です。
分野ごとに使用方法は異なるものの「保護する」ために使用されるケースが多くなっています。
例えば、塗装する際に余計な箇所や周辺に塗料が飛散するのを防止したり、工具や部品などが落下して事故につながるのを防いだりするために使用されます。
その他にも建設・工事現場を広く覆うことで、周辺に工事による騒音被害が及ばないようにするのも役割です。
現場シートに使われている生地
現場シートに使われている生地は、主に ターポリン・メッシュターポリンの2つです。
ターポリン生地は、ポリエステルの布を塩化ビニールでコーティングした生地のことで、防水性に優れ耐候性が高いため、屋外に数年常設していても劣化しにくい頑丈な素材です。
現場シート以外にも、テントや店頭幕などにも使用されています。
防炎性能が施された製品が多くなっているので、万が一の危険がある建設現場・工事現場での使用にぴったりです。
メッシュターポリン生地は、無数の小さい穴が開いたメッシュ状のターポリン生地です。
ターポリン生地は風を通しにくく強風に煽られやすいのに対し、メッシュ加工のおかげで風通しが良いため、高層マンションのような風の影響を受けやすい現場で使用されます。
ただしメッシュの細かさや穴の大きさによっては、文字や絵柄などデザインを損ねるケースも。広告を兼ねた現場シートの場合は、生地選びに注意が必要です。
現場シートの種類と効果
ひと口に現場シートといっても、いくつか種類があります。種類ごとの特徴や効果を紹介します。
防音シート
防音シートは、工事や作業で生じる騒音の影響を抑えるために用いられます。
シルバーやブラックのものが多く、0.5mm~1mm程度の厚みがあります。
騒音が発生しやすい解体現場や現場周辺が住宅街となっている際など、騒音に対してデリケートな対策が必要な場合に欠かせません。
騒音被害は周辺住民とのトラブルになりやすいため、建設や工事にはなくてはならないアイテムだといえるでしょう。
また穴が開いていない作りになっているため、音だけでなく解体や工事で生じる粉塵の飛散防止にも効果的です。
防炎シート
防炎シートは、防炎加工が施されていることで燃えにくくなっています。
絶対に燃えず延焼を防ぐというよりは、燃えても燃え広がらないようになっており、着火しても大きな被害になるのを防いでくれます。
建設現場や工事現場では、ガス溶断・電気溶断や溶接などにより火花が飛び散ることも多くなっているため、燃えやすい材質のシートでは危険です。
小さな火花から大きな火事が発生しないように、燃えにくい防炎シートが使用されるケースが多くなっています。
メッシュシート
メッシュシートは、細かい穴が開いたメッシュ状になっており、風を通すのが大きな特徴です。
一般的な現場シートや防音シートなどは風を通しにくいため、風の影響をもろに受けてしまいます。
例えば建設現場の足場に付けた現場シートが、強風に煽られてしまえば、足場ごと倒れる大事故につながりかねません。
そのため風の影響が想定される高層での作業や海の近くでの現場、台風の季節などでは、風を通すメッシュシートが使用されます。
また風だけでなく光も通すことから、作業員の足元・手元が見やすくなるのも利点です。
現場シートの基本的な使い方
現場シートの基本的な使い方として、3つの例を紹介します。それぞれ使用する環境や、目的が異なります。
建設現場や解体現場に使う
建設現場や解体現場など屋外で使用する際は、現場の保護や目隠しなどのために使用されます。
マンションやビルなどの建設・解体の際には、騒音や粉塵などの被害が周辺に及ばないよう現場シートで足場が覆われます。
また足場を覆うことで、工具や部品などの落下物で通行人が負傷しないようにしたり、万が一作業員が落下しても被害が出ないようにしたりと、建設・解体による事故のリスクを抑えるのも目的です。
その他にも現場や足場の保護の意味もあり、作業中の現場が雨風に晒されないようになっています。
塗装現場に使う
屋内外を問わず塗装現場では、周囲に塗装による被害が及ばないよう現場シートが活用されています。
塗装に現場シートは必要不可欠で、不要な部分まで塗装しないよう養生目的で使用されるのが一般的です。
例えば外壁の塗装を行う際に、窓やドア、雨戸など周辺部分にまで塗装が飛び散り不格好な仕上がりになるのを防ぎます。
また、塗料が近隣住宅や通行人、車両などに飛散しないよう防ぐ目的もあります。
リフォーム工事や引越し作業に使う
リフォーム工事や引越しのような、屋内での作業でも汚れ・キズなどを防ぐために使用されます。
例えば一部だけリフォームする際に、作業箇所以外の場所を汚れから守るために使用したり、引越しの搬入作業時に床やエレベーター、エントランスなどをキズから守るために使用されたりします。
設備や内装、資材を保護して、作業と無関係の箇所に汚れ・キズが付く心配をなくせるので、作業効率のアップや撤収作業の簡便化などに有効です。
まとめ
現場シートは、建設現場や工事現場などで「保護」のために使用される製品です。
作業による騒音被害や落下物による事故など、安全確保・周辺への被害軽減のため使用されています。
現場シートにはいくつか種類があるため、現場ごとに適切なシートを使用することが大切です。
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