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のぼり旗の設置には許可が必要?ルールを守って正しく設置しよう
のぼり旗の設置には許可が必要?ルールを守って正しく設置しよう
のぼり旗に関するルールを詳しく説明します。のぼり旗は看板と同じような広告物に該当するため、設置する際にはさまざまなルールがあります。設置を検討している場合は正しくルールを理解することが大切です。
飲食店やイベントなど、さまざまなシーンで集客ツールとして活用されているのぼり旗。比較的安価で効果的な宣伝方法ですが、のぼり旗を立てる際には許可が必要になるのでしょうか。
ここではのぼり旗を立てるためのルールについてわかりやすく解説します。集客効果を狙っても、法律違反をしたり周囲の人に迷惑をかけたりすれば、マイナスな印象を持たれてしまいます。設置を検討している方は、この記事を参考に正しいルールを理解しておきましょう。
知っておきたい!のぼり旗のルール
便利な集客ツールののぼり旗ですが、のぼり旗設置に関しては関連する法律がいくつかあります。設置後にトラブルにならないよう、ルールをしっかり理解しておきましょう。
のぼり旗を設置する場所
日本の法律では、道路にのぼり旗などの広告物を許可なく設置することが禁止されています。これは道路交通法によって定められているものです。道路は車や人の通行を目的として作られているため、のぼり旗などの広告物は通行を妨害するものとしてみなされてしまいます。
店舗の前の道路だとしても、無許可でのぼり旗を設置するのは法律違反です。のぼり旗を設置したい場合は、管轄の警察署で道路使用許可申請を取らなくてはなりません。所有している土地と歩道をまたがってのぼり旗を設置したい場合も、道路使用許可は必要です。
のぼり旗を設置するのが禁止されている場所
では、具体的にどのような場所でのぼり旗の設置が禁止されているのでしょうか。以下の4つの場所は、のぼり旗の設置が禁止されています。
- 人の通行を妨げる場所
- ドライバーの視界を邪魔する場所
- 道路使用許可申請を出していない場所
- 屋外広告物禁止区域
屋外広告物禁止区域は、都道府県や市区町村の条例によって定められているものです。第1種・第2種・第3種禁止地域に分けられており、規制内容も異なります。自治体のホームページで調べられるので、設置したい場所が屋外広告物禁止区域に該当しないか確認しましょう。
道路使用許可申請の方法
道路にのぼり旗を設置したい場合は、管轄している警察署での申請が必要です。用意しなければならないものや、設置自体が可能かを確認する必要もあるため、まずは近くの警察署の交通規制係で相談してみましょう。
実際に申請する際には、以下のものが必要です。
- 道路使用許可申請書
- のぼり旗を設置したい道路や範囲の地図
- 現場見取り図
- 設置するのぼり旗のデザインのコピー
- 申請料
申請料は自治体によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
設置場所に合ったデザイン
すべての場所が該当する訳ではありませんが、場所によっては広告物に対して条例による規制があります。これは、その場所の景観を守ることを目的として定められるものです。規制がある場所では、景観を壊すデザインや色使い、ひどく劣化しているのぼり旗、夜光塗料や蛍光塗料を使用したものなどが禁止広告物に該当します。設置したい場所が条例の対象範囲かどうかも調べておきましょう。
また条例がない場所だったとしても、周辺環境との調和を考えることも大切です。いくら目立つのぼり旗だったとしても、街並みに合っていないのぼり旗はネガティブなイメージを持たれてしまいます。
のぼり旗の内容
のぼり旗にデザインする内容で「日本一」「最高級」「世界初」などの最上級の言葉を使用すると、誇大広告に該当してしまうことがあります。実際に日本一を受賞した商品であるなど、客観的に裏付けが取れる事実であれば問題にはなりませんが、そうでない場合は不当競争防止法違反などになってしまう可能性があるので気をつけましょう。
インパクトのあるデザインにして目を引くことは大切ですが、むやみに最上級の言葉を使ったり、虚偽になる内容になったりしていないか、慎重に判断してください。
私有地なら自由にのぼり旗を設置できる?
のぼり旗を道路に設置する場合、道路使用許可を取る必要があると説明しましたが、では私有地なら自由にのぼり旗を設置してもいいのでしょうか。
結論からいえば、所有している敷地内なら自由にのぼり旗を設置できます。ただし、設置したことで車や人の通行を妨げるのは危険です。強風や劣化によるのぼり旗の転倒や破損は、人を怪我させたり事故の原因になってしまったりする恐れがあります。私有地であっても、周囲に迷惑がかかるような設置になっていないかしっかり確かめましょう。
また私有地に設置するのぼりでも、デザインや内容によっては問題になることがあるので、十分注意してください。
【まとめ】のぼり旗を設置するときは道路でも私有地でも注意が必要
のぼり旗に関するさまざまな法律があるため、設置の際には注意が必要です。特に道路に設置する場合は許可が必要なため、正しく手続きを行って設置するようにしましょう。また、私有地であっても車や通行人の迷惑にならないかどうか、設置場所を検討する必要があります。デザインや内容にも配慮して、効果的な宣伝ができるのぼり旗を設置しましょう。
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