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ターポリンの生地はどんなもの? 特徴や用途を詳しく紹介!
ターポリンの生地はどんなもの? 特徴や用途を詳しく紹介!
生地にもさまざまな種類がありますが、ターポリンという生地があるのを知っているでしょうか。ターポリンはポリエステル繊維の生地で、店頭幕や横断幕などに使われています。そのため、たとえ名称を知らなくても、実はほとんどの人が日常生活でよく見かけています。
ターポリンは耐久性に優れた特徴を持つこともあり、かなり使える素材です。そこで今回は、ターポリンの特徴や種類、用途などの基本情報に加え、加工の仕方についても詳しく紹介します。
ターポリンの特徴と用途
ターポリンの特徴
ターポリンは合成樹脂フィルムでポリエステル繊維の生地の両側を挟んだシートです。生地はツヤがあるうえ、カラー印刷することができ、遠くからでも目立つ幕などを作るのに適しています。
また、防炎効果や防水効果もあり、屋外で使用しても汚れにくいのが特徴です。3層構造になっていることで生地が強く、数年にわたって屋外で使用できる耐久性もあります。
ターポリンの用途
横断幕
スポーツの応援の会場でよく掲げられる横断幕はターポリンを使うのに適しています。従来は布製の横断幕が多く使われていましたが、防水性の高いターポリンなら突然雨が降っても安心です。
会場以外にも学校で「祝 〇〇部全国大会出場」などの横断幕を掲げるのにもターポリンがよく使われています。
懸垂幕
縦長の形状をした懸垂幕は、建物の高い場所から垂らして設置するのに適した幕です。耐久性があり、長期間掲げても劣化しにくいことから、学校や店舗をはじめ多くの場所で使われています。
店頭幕
遠くからでも目につきやすい特徴を生かして、店舗の看板代わりに使うこともできます。イチオシメニューの表記や、生徒募集の広告など、集客につなげたり店舗内をイメージできたりする幕を掲げることも可能です。
日よけ幕
劣化しにくく、しっかりした作りのターポリンは、日よけ幕としても最適です。店舗の名称やロゴ、メニューなどを入れた大きめの幕を作れば、店舗幕としての機能も備えた日よけ幕になります。
イベントのテントや展示会用の幕
雨風に強いターポリンの特徴は幕だけにとどまらず、屋外でのイベント時に使うテントにも応用できます。
また、合成樹脂でコーティングされたターポリンはツヤがあって目につくため、屋内のイベントでもブースを目立たせる効果を期待できます。
ターポリンの素材は二種類
ターポリンの素材には大きくわけて「通常タイプのターポリン」と「メッシュタイプのターポリン」の二種類があります。どちらにもメリットとデメリットがあるあめ、次にそれぞれのタイプについて詳しく説明します。
通常タイプのターポリン
少なくとも2年、長ければ4年使っても大丈夫なほど耐久性がある通常タイプのターポリンは、特に屋外で常設するのに向いています。
学校で部活の応援のために掲げる横断幕や、店舗の看板代わり、メニューなどのアピールポイントを記載する店頭幕は、屋外に設置しておくのも長時間です。防水性が高く、雨にも強いところもメリットです。
ただし、生地の厚みが0.3~0.5mmあるため、1m2あたり0.5kgほどになる重さがデメリットになることがあります。また、丈夫な作りであるがゆえに風を受けるとあおられやすく、台風のような強風時には飛ばされないように対策を施すことが必要です。
メッシュターポリン
メッシュターポリンは、その名の通り生地にメッシュ加工が施されています。生地に細かい穴が開いていることで通常のターポリンに比べて通気性がよく、6~20%も風を通しやすいことが大きなメリットです。
メッシュターポリンは風の抵抗を受けにくいため、風が強い高所に広告や工事のお知らせ、建築養生幕などを設置するのに向いています。さらに、引き裂きに対しては通常ターポリンを上回る強度があるのもメリットです。
ターポリンなどの防炎シートは引張強度によって1類・2類にわけられており、防炎1類のメッシュターポリンは通常ターポリンよりも重いことがあります。ただし、防炎2類のメッシュターポリンは通常ターポリンに比べてかなり軽くなっています。
メッシュターポリンのデメリットは、穴の数や網目の大きさなどによって細かい文字が見えにくかったり、絵柄が薄くなったりすることです。大きな文字だけを表記する場合はほとんど問題ありませんが、細かい字や絵柄を印刷するのには向いていないこともあります。
ターポリンの利便性や強度を増したい場合は?
適切な加工をすることで、ターポリンの持つ特性を生かし、より利便性のある使い方ができます。また、加工を施すことで強度を増すことも可能です。
店舗のコンセプトに合わせたのぼりのデザインを選ぶのが、集客力をアップさせるコツです。 ありきたりで特徴のないのぼりを使っていては、集客のチャンスを逃してしまうかもしれません。
そこでここでは、3つの加工方法についてそれぞれ詳しく説明します。
ハトメ加工
ターポリン自体はただの幕の状態であるため、どこかに掲げるためには紐などで結ばなければなりません。そのために生地の角部分にロープなどを通せるように穴をあけるのがハトメ加工です。
ハトメにはアルミ製やプラスチック製、真鍮製などいくつか種類がありますが、真鍮製が最も頑丈で種類も豊富です。ハトメを取り付ける位置や個数は融通が利くため、大きさや形などに合わせて確実に施せば、横断幕や店舗幕などの長期間使用にも耐えます。
ロープ縫込み加工
ロープ編み込み加工は、生地の4辺にロープを編み込んで補強する加工です。ハトメ加工だけでもある程度の風圧に耐えることができますが、生地の周囲を強化することで破れにくくなります。
そのため、特に屋外の風がよく当たる場所や高所に設置する際に適しています。
周囲加工
生地の周囲自体を加工することでも強度を増すことができます。その方法のひとつが縫製で、ミシンなどを使って生地の周囲を縫います。また、専用の機械を使って熱で圧着するウェルダー加工も強度を高めることができる方法です。
ウェルダー加工は縫製のように縫い目がないためすっきり見え、ほつれる心配もありません。自然な仕上がりやデザインを重視する幕を作成したいときに適しています。
ターポリンの印刷は美しい
ターポリンへの印刷は通常インクジェット方式が採用されています。インクジェット印刷は版が必要ありません。
直接インクを紙や布などに吹き付けて印刷する方法で、パソコンのプリンターでよく使われているほか、3D印刷にも応用されている技術です。フルカラー印刷に対応できるため、スポーツ応援の横断幕を色鮮やかに作れば選手の目にも入りやすくなります。
インクジェット印刷は色の再現性が高く、発色も鮮やかなことが大きなメリットです。色鮮やかで目立つ幕を作成できるメリットを生かし、店舗などで利用することもできます。
好みや用途、店舗のイメージなどに合わせて自由に文字や絵柄、色などをデザインすることができ、イメージ通りに再現する印刷が可能です。
ターポリンの保管は?
ターポリンは簡単に丸めてコンパクトにすることができます。布製に比べて重い幕が多いものの、丸めることができるため持ち運びには便利です。
ターポリンは折り曲げて長期間そのままにしていると印刷が剥がれることがあるため、折りたたまずに丸めて保管するほうが適しています。使わない間は、印刷面を内側にしてくるくる丸めるようにしましょう。
防水性が高く雨に強いターポリンでも、屋外で使用している場合はどうしても汚れがつきます。汚れを拭き取る際、印刷面はゴシゴシ擦るとインクが剥がれる可能性があるため、湿らせたやわらかい布で優しく拭く程度にします。
湿気や直射日光を避けるために、風通しがよく、常に日が当たるような場所に放置しておくことは避けることも大切です。
ターポリンについてまとめ
スポーツ応援や店舗の看板代わりなどに使われているターポリンは防水性や耐久性に優れています。通常タイプのターポリンに加えて利用が増えているのが、生地に穴が開けられているメッシュターポリンです。どちらの生地にもそれぞれメリットとデメリットがあるため、生地の特徴を把握したうえで、用途によって最適なものを使用するようにしましょう。
ターポリンはインクジェット印刷による色鮮やかな発色で希望の絵柄を再現することもできます。そのため、選手の目に入りやすい横断幕や、店舗のイメージにピッタリな店舗幕などを作るのに適しています。
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