のぼり屋さんドットコムTOP > のぼりのノウハウ > 神社ののぼり旗の立て方
神社ののぼり旗の立て方
神社ののぼり旗の立て方
神社ののぼり旗には神様が降りてくるための目印となる大幟(おおのぼり)と、参拝者などから奉納された通常サイズののぼり旗があります。大幟は地面に基礎を作って固定する貫通ボルト式や埋め込み式、ベース式などで設置します。本記事で詳しく解説します。
神社ののぼり旗には、入り口に高く掲げられている大きなのぼり旗(大幟)と、参拝者や氏子が奉納した通常サイズののぼり旗(祈願のぼり・奉納のぼり)があります。 ものによっては10尺を超える大幟は、のぼり自身の重さや風に耐えられるよう、地面に基礎を作りしっかり固定して設置します。主な固定方法は、貫通ボルト式、埋込式、ベース式です。
今回は、神社ののぼり旗の立て方や種類、掲げる意味について解説します。
神社の祈願
神社でよく見られるのぼり旗には、7尺~12尺、ときには30尺を超える大幟(おおのぼり)タイプと、神社周辺や境内に数多く設置されている、街でよく見かけるサイズののぼり旗があります。
一般的な宣伝・販促用ののぼり旗の場合、タンク式ののぼりポールスタンドを使用して設置したり、ガードレールやフェンスを利用して設置することがほとんどです。神社ののぼりに関しても、通常サイズ(縦180cm×横60cm)ののぼり旗の場合は、ポールスタンドを使用して設置するこもあります。
一方、大幟の場合は、設置する場合は、特にポールの長さが10mを超えることもあり、その重量はのぼりと合わせて50kg以上になる場合もあります。そのため、強い風が吹いてもポールがぐらついたりしないよう、地面に基礎を作り、しっかり固定しなければなりません。
固定方法は主に3つあります。基礎を作ったあとに石柱を立て、そのあいだにポールを挟んで固定する貫通ボルト式、地面に穴を掘って基礎を作り、ポールを差し込んで固定する埋め込み式、アンカーボルトを埋め込んで固定した基礎にポールを差し込んで設置するベース式です。
のぼりの幅やポールの長さ、設置する環境によって、最適な方法を選ぶ必要があります。
神社にのぼり旗が立ちはじめた理由
神社にのぼり旗が立ちはじめた理由のひとつとして、佐賀県三養基郡みやき町にある綾部八幡神社の旗揚げ神事が挙げられます。
綾部八幡神社は"日本最古の気象台"と呼ばれており、毎年7月15日に地上30メートルの高さにまで届く神旗を立てます。同神社が"日本最古の気象台"と呼ばれている理由は、旗揚げ神事に由来します。古くは地上高く立てた旗の色あせ方や痛み具合を神職が判断していたといいます。
このように、神事として神社に立てられたのぼり旗が、その後さまざまな理由から立てられるようになっていきます。
神社ののぼり旗それぞれの特徴と掲げる意味
現代の神社のぼりには、入り口付近に設置された大幟と、参拝者や氏子が奉納した祈願のぼり・奉納のぼりがあります。それぞれの特徴や、のぼり旗に込められた意味は次のとおりです。
1. 大幟(おおのぼり)は神様が降りてくるための目印
大幟は神社の入り口付近に掲げられていることが多い大幟には、神事の際、神様が降りてくるための目印という役割があります。これを「招代(おぎしろ)」といいます。神様が迷わずに降りてくださるようにと、神社が用意するものです。
2. 祈願の証をのぼり旗にした祈願のぼり
祈願のぼりとは、合格祈願や家内安全など、個人の祈願が書かれたのぼり旗を指します。祈願をした証として、のぼり旗という形で神様のそばに置くことで、「心霊の依代(よりしろ)」となるといわれています。
祈願のぼりの色は、赤と白の2色を使用するのが基本です。
3. 奉納のぼり
神社の名前や祀られている神様の名前が書かれているのぼり旗のことを、奉納のぼりといいます。
神社にたくさんののぼり旗が立てられている理由は、神社を飾ることで威儀を正し、参拝者に神様への尊敬や信仰心を起こさせるためです。また、のぼり旗をはじめ、さまざまな装飾を施し神社をにぎやかにすることで、神様が喜んでくださり、さらなる利益を得られると考えられています。
しかし、神社をたくさんののぼり旗で飾り立てるには、多くの費用がかかります。そこで、参拝者や氏子にのぼり旗を奉納してもらっているのです。
奉納のぼりの色は、祈願のぼり同様、魔除けの色である赤が使われることが多いですが、青、紫、緑、紺などが使われることもあります。文字の色は赤、黒、白を使うのが一般的です 。
神社ののぼり旗は基礎を作ってしっかり固定するのが一般的
神社ののぼり旗には、入り口の大幟と、神社の周囲や境内に数多く設置されている祈願のぼり・奉納のぼりがあります。
のぼり旗の設置には、きちんと基礎を作ってしっかり固定する方法で行うのが一般的です。通常サイズの祈願のぼりや奉納のぼりは、ポールスタンドを使用したり、神社の階段の柵に括ったりして設置することもあります。
神社への奉納のぼりなら、のぼり屋さんドットコムにお任せください。定番タイプから綿のぼり、撥水のぼりなど、さまざまなラインナップを用意しています。
記事一覧
- インクジェット印刷とは?仕組みやメリット・デメリットを解説
- のぼりの耐久性はどのくらい?長持ちさせるコツや適切な交換タイミングを解説
- のぼり旗で集客を増やすには?製作のポイントを解説
- かっこいいのぼり旗をデザインするには?製作のポイントを解説
- のぼり旗を防炎加工する方法は?防炎加工をするべき理由や保管時の注意点も解説
- のぼり旗を雨の日に使用するには?雨対策の方法や注意点を解説
- のぼり旗を選挙で使用する際の制限は?違反にならないための対策方法も紹介
- 展示ブース作成のコツを解説!作成時の注意点も紹介
- ファブリックサインとは?メリット・デメリットとおすすめのシーン
- のぼり旗の設置に効果はある?のぼり旗を設置するメリットやコツを解説
- 選挙運動の事前準備について分かりやすく解説
- イベントの設営前に行っておくべき準備とは?作業の流れや用意が必要な備品を紹介
- 店舗づくりのコツとは?入店しやすい外観にすることが大切!
- のぼりの形ごとの特徴を紹介!用途によって使い分けよう
- 戦国時代ののぼり旗とは?人気武将ののぼり旗も紹介!
- のぼりの収納方法とポイントを解説
- 必勝だるまとは?意味や由来、目の入れ方などについてご紹介
- ゲートフラッグとは?使用用途や自分で作る方法をご紹介
- スポーツ関連の記念品にはオリジナルグッズを作ろう!
- Pバナーとは?デザイン性の高いのぼりでイベントや店舗をおしゃれに演出しよう!